
JRA関東に飛び交う「不穏」な噂!? オミクロン株による乗り替わりだけじゃない、新たなパワハラ騒動の火種も……

先日の関東はオミクロン株で大混乱。体調を崩した知人がPCR検査を受けて陽性判定だったため、8日以降のレースや調教の騎乗を見合わせていた田辺裕信騎手が、22日から現場に復帰したばかりだった。
しかし、この一件はこれだけでは終わらない。それ以外の騎手も騎乗を予定していた馬の鞍上から名前が消えていたのである。
「田辺騎手が復帰しましたが、それも木曜朝までは乗れるかどうかはっきりしていませんでした。本人も保健所からの連絡がなく、自ら連絡して投票ギリギリでOKが出たそうです。
すると今度は、他の騎手が濃厚接触者の定義に触れて乗れなくなったとの一報が入ったのです。美浦では陽性者が続出していたため、被害が大きくなるのも時間の問題と思われていましたが、立て続けに影響が出て大変でした」(競馬記者)

土曜中山では、菅原明良騎手が騎乗を予定していた馬の他騎手への乗り替わりが次々に発表。関係者の話によると、金曜夜に発熱したため、今週の騎乗が不可能になったと連絡があったとのこと。
「先述したそれ以外の騎手は、次週も騎乗が不可能という話が伝わりましたが、菅原騎手については不透明でした。一時はコロナは関係なく、盲腸で緊急入院したなんて噂も出たくらいでした……」(同)
JRAサイドも明確な方針が定まっていないようで、一時は各厩舎で調教時間をずらすなどの対策を試みていたようだが、今週からはその数もかなり減った様子だ。
これには、ある調教師から『馬運車の運転手がコロナに罹り、同乗したスタッフが出勤停止になり、調教時間も前日に一方的に変更させられた。スタッフの事故にも繋がりかねないし、管理馬の仕上げにも大きな影響が出ている』とクレームが入ったことで、その声に応える形を取ったらしい。
「今のところは、まだ関西で大きな騒ぎが出ていないとはいえ、東西の人馬が交流して行われるのが競馬ですから、飛び火する可能性は十分にあると思います」と危惧する関係者もいたようだ。
また、オミクロン株による乗り替わり騒動以外でも、美浦には不穏な噂も飛び交っている。
昨年は木村哲也調教師と大塚海渡騎手の「パワハラ裁判」が大きな話題となったが、今年は某中堅厩舎の調教助手が起こした暴行事件の行方にも注目が集まった。
「噂の当事者は、調教師ですら注意できないくらいに厩舎内で幅を利かせている存在でした。今までは周りのスタッフが泣き寝入りしていましたが、ついに我慢の限界だったみたいですよ。
パワハラ現場を目の当たりにした人からのタレコミや証拠が集まったことで、もう揉み消せないほどに深刻化しています。周りに多くの人がいる状況で、ミスした相手をムチで叩いたり……、被害者側も労働組合、調教師会に報告しました」(トレセン関係者)
調教師も穏便に収めようとしたようだが、どうやらこれ以外にも目に余る言動があったらしく、厩舎内から被害者の不満が噴出。このまま収拾がつかなければ、裁判となる可能性もあるのではないかとも噂されていた。
オミクロン株による乗り替わりに新たなパワハラの発覚、美浦に平穏が戻るのはもう少し先になるかもしれない。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
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