
JRA【弥生賞(G2)予想】マテンロウレオは「横山典弘だから」切り!? 武豊ドウデュースに盤石の信頼も、人気の割にオッズ期待の「隠れ穴馬」を狙い撃ち
今回は皐月賞(G1)の最重要トライアルであり、クラシックホースを多数輩出してきた弥生賞ディープインパクト記念(G2)を予想していきたいと思う。
まず、いつも通り過去10年馬券に絡んだ30頭の前走データを見ていく。
ホープフルS(ラジオNIKKEI杯2歳S含む) 8頭
朝日杯FS 6頭
若駒S(OP) 3頭
東スポ杯2歳S、きさらぎ賞、京成杯 各2頭
条件特別(1勝クラス) 2頭
条件戦(1勝クラス) 2頭
共同通信杯、京都2歳S、新馬戦 各1頭
となっている。やはりクラシックに直結するレースレベルの高いG2戦だけに、前走G1から参戦する馬が多いようだ。3歳重賞を使っての臨戦は、皐月賞の切符を狙うための参戦だろう。
続いて人気順の成績を見ていきたい。
1番人気 3-2-1-4
2番人気 3-2-2-3
3番人気 0-1-2-7
4~6番人気 2-3-4-21
7~9番人気 2-1-0-27
10番人気以下 0-1-1-24
となっている。1番人気が好走している印象が強いのだが、思ったより数字は控えめだ。3番人気は信用できないが、上位人気と中穴馬の組み合わせで狙うのが良さそうな傾向だ。

これらを踏まえて「◎」は7番ドウデュースとする。
前走は朝日杯FS(G1)。評判馬が揃った中で、中団から抜け出し後続を振り切って勝利を収めた。
前走こそマイル戦を使っているが、新馬戦と続くオープン戦はともに1800mで、血統面から考えても距離延長は大歓迎なはず。1800m戦では、それほど優秀なタイムで勝ってきてはいないが、朝日杯は評価できる時計での勝利。速い時計の勝負でも対応できると見ている。
陣営もレースセンスの良さには太鼓判を押しており、やはり距離延長は歓迎としている。昨年のホープフルS(G1)は重賞勝ち馬がわずか1頭で、その1頭が大敗するというレースレベルの低さが疑われる。それだけにハイレベルだった朝日杯FSの勝利は、今回のメンバー中でも頭ひとつ抜けた存在と言えるだろう。人気の中心になることは間違いないが、押さえないわけにはいかない。
「○」は、そのレースレベルが疑わしいホープフルSで3着した8番ラーグルフを推す。
平均ペースで流れたレースで、勝ったキラーアビリティは3番手から直線抜け出して後続を完封している。一方、中団から直線よく伸びてきたのがこのラーグルフだ。
2戦続けて今回と同コースを走って好成績を収めていることと、タイムも決して悪くないことがポイント。2走前の芙蓉S(OP)の勝ちタイムはホープフルSの勝ちタイムに0.3秒ほど遅れているが、この差は2着に入ったジャスティンパレスとほぼ同じ。ひとまず前走では実力通りに走れたということだろう。
レースレベルに疑問符は付いてもG1 ・3着の成績はそれなりに重い。その割に今ひとつ人気にならなそうなので、ここは狙い目の1頭と言えるだろう。
「▲」は6番ボーンディスウェイを挙げる。
前走は同じくホープフルS。こちらは終始番手に付ける競馬だったが、直線で粘りきれず5着だった。
着順は○ラーグルフの方が上で、それも踏まえてこちらは印をひとつ下げたのだが、注目すべきは2走前の葉牡丹賞(1勝クラス)。1000m通過61.6秒のスローで逃げて、直線でも粘りきっての勝利だったが、勝ちタイムがホープフルSと同じ。格下のレースでG1と同タイムで勝てたということはポテンシャルが非凡であるからこそ。
陣営もコースとの相性の良さとデキの良さを強調しており、ここは素直に受け取ってもいいのではないか。こちらも前走の負けで思いのほか人気がなさそうなので、押さえて損のない1頭のはずだ。
「△」は3番リューベックと9番インダストリアの2頭。
リューベックの前走は出世レースの若駒S(L)。1000m通過62.6秒のスローで逃げて、そのまま後続を寄せ付けず完封した。
隣の2枠2番が同型馬で逃げてナンボの馬だが、リューベックは番手からでも競馬ができる。ハナにこだわらず前目に付けられれば、勝ち負けの目算を立てられるのがポイントだ。前走勝っていても重賞でない分、人気もないので押さえたい。
インダストリアは前走ジュニアC(L)。4番手からの競馬で、逃げ粘る前の馬を差して突き放す勝ち方だった。
新馬、未勝利と1800m戦を使われてきて、前走はマイルに距離短縮という形になったが、問題なくこなしている。それを裏付けるのが1800m戦のタイムで、ドウデュースが勝ったアイビーS(L)が東京1800mで1:49.3。これに対して翌週同コースで行われた未勝利戦を1:47.6と1.7秒も速いタイムで勝利している。
スピード競馬に対応できるだけの能力がありつつ、距離も初距離ではあるが1800m戦のパフォーマンスを見るに問題はないはずだ。陣営はこの距離を不安視しているが、2000mくらいまでならこなしてもおかしくはない。
人気どころでは1番ジャスティンロックと5番マテンロウレオを切りたい。
マテンロウレオの前走はきさらぎ賞(G3)で、逃げ粘る馬を後方から差し切ってハナ差だけしのいで勝利している。
内容自体は強い勝ち方と言え、ハナ差押さえたのが評判馬のダンテスヴューだったので能力値は相応にあるとは思う。ただ、きさらぎ賞を勝っている時点で、この先のクラシックはおそらくすべて出走可能であろう。ここを使うのは勝ちに来ているわけでなく、皐月賞本番の足慣らしとでもいうところ。本気で勝ちに来る理由がないので、メイチの仕上げにする必要もない。
それだけに実績では上位だろうが、危険な人気馬と言える。鞍上も馬を優先して乗る横山典弘騎手なので、ここでは無理をせず脚を測るような乗り方をするはずだ。結果、3着までに来る可能性もあり得るのだが、人気しているので買うリスクの方が高いと見て切りとする。
ジャスティンロックは前走・京都2歳S(G3)で鮮やかな差し切り勝ちを収めている。
気にしたいのは走破タイムだ。2歳時のものとは言え、1800m戦も2000m戦もそれほど優秀なタイムとは言い難い。スピード競馬にも対応できるのかも知れないが、今時点では推し量れないところがある。
だが、前走実績でやはり人気しているので、これも危険な人気馬と言えよう。そこに懸けるのはリスクの方が高いと見て、こちらも切りとしたい。
ということで、今回は3番、6番、7番、8番、9番の5頭で、ここは心情的に無敗街道を進んでもらいたいという気持ち込みで、7番ドウデュースを軸に3連複6点勝負とする。
3強ムードが強く流れているようだが、そのうち2頭を切った分、人気の割に配当が高くなることが見込めるはずだ。
(文=トーラス神田)
<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。
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