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2017.03.15 15:02

モンドキャンノはサトノアレスに「リベンジ」を果たせるか!? 近年存在感を増す「あの関東騎手」と新コンビでスプリングSに挑む
編集部

昨年の朝日杯FS(G1)で7番人気の定評価を覆し2着に好走したモンドキャンノ(牡3 栗東・安田厩舎)。0.1秒差で先着を許したサトノアレスと、19日のスプリングS(G2)で再戦となる。
父キンシャサノキセキ、母父サクラバクシンオーという典型的な短距離血統の同馬だが、3戦目の1400mで勝利、マイルの朝日杯でも上がり最速の2着と、距離を伸ばして好成績を出している点は素質の高さゆえだろう。秋からはスプリント路線に駒を進めていく可能性もあるが、とりあえず春の3歳G1路線への道筋は見えた。1800m戦での”腕試し”の意味合いもあるだろう。
とはいえ、陣営としてもさすがに2000mの皐月賞への出走は考えていないようで、春の大目標はNHKマイルCになるという。
最大のライバルとなるサトノアレスも、このスプリングSの結果次第で今後の道筋を再考することもあるかもしれない。皐月賞には出走したとしても、その後日本ダービーではなくNHKマイルCに駒を進める可能性もゼロではないだろう。その意味で、やはりモンドキャンノにとってこのトライアルは重要な一戦。何としても前回の借りを返したいところだ。
15日の最終追い切りでは余裕残しで併せ馬に半馬身先着と、調子は悪くないようだ。ここを難なくクリアして、3歳マイル王へ、その道筋に迷いはない。
今回騎乗するのは大野拓弥騎手。1週前追い切り、最終追い切りと続けてわざわざ栗東に乗りに来たというのだから、その期待値は相応に高い。近年はスノードラゴンにサウンドトゥルーなど、要所要所で存在感を放っている騎手だけに「ここ!」と決めた時の強さは決して侮ることはできない。
春G1前に、まずは先を行くライバルにリベンジを果たすのが最初。モンドキャンノの挑戦が始まる。
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