JRAマーチS(G3)ダートでも「逃げ」のニュースター誕生!? 隠れた「逃げの名手」との逃亡劇で重賞初制覇を狙う!

3月27日(日)、中山競馬場ではマーチS(G3)が行われる。フェブラリーS(G1)から1か月、JRAではそれ以来のダート重賞となる。次なる大舞台へ向けて飛躍を期す、多彩なメンバーが名を連ねた。
本命不在の混戦模様となっているマーチS。オメガレインボーやブルベアイリーデといった重賞で好走歴のある馬に比較的人気が集まりそうだが、ハンデ戦ということもあり、思わぬ伏兵の台頭も十分にあり得る。
人気の盲点となりそうな伏兵の中でも、今回はアイオライト(牡5歳、美浦・武藤善則厩舎)に注目したい。
アイオライトは2歳時に全日本2歳優駿(G1)で2着に好走。しかし、3歳時は2戦2敗と伸び悩んだ。4歳2戦目で3勝クラスを突破したが、その後はOPの壁に跳ね返される形で結果を残せずにいた。
そんなアイオライトにとって大きな転機となったのが昨年11月の福島民友C(L)だ。
これまで1200m~1400mの短距離を中心に使われていたが、1700mへの距離延長、鞍上は初コンビとなる菱田裕二騎手が騎乗した。レースでは距離延長の不安に臆すことなくハナを奪うと、先行勢が崩れるレース展開の中で2着に好走してみせた。
次走は更なる距離延長となる、1800mのペテルギウスS(L)に出走。このレースでも菱田騎手を背に逃げを打つと、2着に2馬身半差をつける圧巻の逃亡劇で、待望のOP初勝利を挙げた。菱田騎手の積極的な騎乗によって、アイオライトが新境地を切り開いたのだ。
前走の東海S(G2)は13着に敗れたが、中3週で相手強化とあって致し方ない面もあった。今回のマーチSは中8週と十分な間隔を開けて臨む。勝利したペテルギウスSと同じ右回り・1800mで巻き返しを狙う。
アイオライトとコンビを組む菱田騎手は、実は隠れた逃げの名手だ。
昨年の福島記念ではパンサラッサに騎乗し、大逃げで勝利している。昨年1年間で、菱田騎手が逃げた際の成績は(11―2-3-29)。平均人気は7.7と、決して馬質が恵まれている訳ではないが、勝率24.4%、単勝回収率521%と圧倒的な成績を収めている。
昨年はリーディング37位であった菱田騎手だが、今年は11勝を挙げて現時点で25位につけている。先日のダイヤモンドS(G3)で重賞も勝利しており、好調の様子。また、今年の中山での騎乗は4レースと少ないものの(0-1-1-2)で複勝率50%と好成績を残している。今回のレースでも得意の逃げを打つと思われるだけに、要注意の存在だ。
今年に入り、芝のレースではパンサラッサ、ジャックドールといった個性的な逃げ馬が台頭し、逃げ馬が存在感を示している。ダート路線にも新たな「逃げ」のニュースターが誕生するのか、アイオライトと菱田騎手のコンビから目が離せない。
(文=エビせんべい佐藤)
<著者プロフィール>
98年生まれの現役大学院生。競馬好きの父の影響を受け、幼いころから某有名血統予想家の本を読んで育った。幸か不幸か、進学先の近くに競馬場があり、勉強そっちのけで競馬に没頭。当然のごとく留年した。現在は心を入れ替え、勉強も競馬も全力投球。いつの日か馬を買うのが夢。
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