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JRA C.ルメール、来年のオークス(G1)の「予約」はまだ保留!? コマンドラインの妹が“惨敗”デビューも「牝馬の国枝」は余裕綽々なワケ

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JRA C.ルメール、来年のオークス(G1)の「予約」はまだ保留!? コマンドラインの妹が惨敗デビューも「牝馬の国枝」は余裕綽々なワケの画像1

 5日、東京競馬場で行われた5Rの2歳新馬は、武藤雅騎手の4番人気モリアーナが2着に3馬身差をつける圧勝。楽な手応えから繰り出された上がりラスト3ハロン33秒0の驚異的な瞬発力は、今後の可能性を大いに期待させるものだった。

 その一方で、1番人気に推されたC.ルメール騎手のエルダーサイン(牝2、美浦・国枝栄厩舎)は期待を裏切る4着に敗戦。昨年の同週に行われたデビュー戦を単勝1.1倍の断然人気に応えて快勝したコマンドラインの妹として大きな注目を集めていたが、初陣を勝利で飾ることは出来なかった。

 12頭立ての芝1600mで行われた牝馬限定戦。7枠10番から無難にスタートを決めると、先頭から終いまで一団となった馬群の中団を追走する。前半3ハロン通過タイム38秒4のスローペースのなか、折り合いに難しい所を見せることもなく最後の直線を迎える。

 鞍上の早めのGOサインに応えてラストスパートを開始するも、ちょうど目の前を走っていた勝ち馬モリアーナとの手応えの差は誰が見ても明白だった。ゴールまで懸命に追いかけるもののその差は広がるばかり。ついには先行して粘っていた2着馬エンジェリックアイも捕らえることはできず、最後は外から伸びてきたビューティーワンにも差されてしまった。

ルメール騎手「伸びしろはあります」

 

「現時点では勝った馬の完成度が上でしたね。最後はじわじわと伸びていましたし、まだデビュー戦ですから悲観する内容ではなかったと思います。

戦前には陣営も体の緩さを指摘していましたし、鞍上を務めたルメール騎手もレース後には『伸びしろはあります』と前向きなコメントを残していました。まだまだ成長途上の段階で見限るのは早計ですよ」(競馬誌ライター)

 思い返せば同馬の兄コマンドラインは、デビュー前の調教で跨ったルメール騎手に「ポテンシャルはとても高い。来年のダービーの予約をしておきます」と言わしめたほどの逸材。新馬、サウジアラビアロイヤルC(G3)と連勝し、早くから世代トップクラスの評価を得ていた。

 その妹であるエルダーサインに注目が集まるのは当然か。レース後には、競馬ファンからネットの掲示板やSNSを通じて「残念」「ガッカリ」など落胆の声が多く上がっていたことからも、同馬に対する期待の高さが窺える。

 しかし、兄も管理している国枝厩舎にとっては牝馬での「デビュー戦敗北」はマイナスに捉える必要はない。

 時に同厩舎の新馬戦は「試走」と揶揄されることもあるほど、「牝馬の国枝」といわれる名将にとっては後の大舞台を見据えたリハーサルの一環に過ぎないのかもしれない。

 事実、アパパネやアーモンドアイなど牝馬三冠を達成した2頭を始め、昨年の秋華賞馬アカイトリノムスメや阪神JF(G1)を制したサークルオブライフなど、G1馬となった国枝厩舎の名牝はデビュー戦で黒星スタート。今回新馬戦で敗れたエルダーサインにも可能性は十分に残されている。

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C.ルメール騎手 撮影:Ruriko.I

「良い競馬をしてくれましたが、距離は延びた方が良いですね。瞬発力より長く良い脚を使う馬です」

 レース後にはそう語っていたルメール騎手。仮に次戦でエルダーサインが勝利した際は、主戦から「来年のオークスの予約」なんて言葉が聞けるかもしれない。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
 ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

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