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【徹底考察】天皇賞・春(G1) ゴールドアクター&サウンズオブアース「因縁の2頭のワン・ツーが厳しい『明確な理由』を解説」

【血統診断】

・ゴールドアクター
 本馬ゴールドアクターにマイル王モーリスを輩出するなど、今最も勢いのある種牡馬と述べても過言ではないスクリーンヒーロー。モーリスにしても北海道トレーニングセールでの落札価格は僅か1,050万円。ゴールドアクターにしても母父となるキョウワアリシバの血を持っている馬が、JRAで本馬だけという零細血統。そんな環境下から、このような大物が複数出てくるのだから、改めて一時代を築き上げたロベルト系の血の爆発力に驚嘆せざるを得ない。
思わず「渋い」という言葉が出てきそうな在来牝系からは、パワーは感じてもスタミナの要素はそれほど感じない。しかし、叔父のグラスワンダーは1400mから2500mまでの重賞を勝ったオールラウンダー。本馬の競馬の上手さを含め、距離対応への柔軟性はかなり高いだろう。京都の3200mはベストとは言えなくとも難なくこなしてくるはずだ。

・サウンズオブアース
 父ネオユニヴァースはステイヤーズS(G2)を連覇したデスペラードを輩出しているのだから、決してスタミナがない種牡馬ではない。ただ、デスペラードはスタミナ豊富なトニービンとの配合。母父ディキシーランドバンドは菊花賞馬デルタブルースや、阪神JF(G1)を制したレッドリヴェールの母父として知られ、ブルードメアサイアーとして本馬を含め数多くの名馬を送り出している。だが、デルタブルースもスタミナ豊富なダンスインザダークの産駒ということもあり、ネオユニヴァース×ディキシーランドバンドという配合はイメージよりもスタミナ色に優れているわけではない。
実際に本馬も菊花賞2着の実績があるものの、昨年の天皇賞・春は9着とこの馬としては珍しく大きく崩れている。血統的には2400m前後がベストで、2000mをこなしても驚けない配合。3200mはギリギリの守備範囲、展開次第では惨敗もあり得る距離だ。

≪結論≫

 2kgの斤量差があった日経賞の結果、そして本稿「考察」で見解を示した通り、現状2頭には明確な実力差があると考えるのが妥当だ。

 まず、サウンズオブアースについてだが、主戦のM・デムーロ騎手が乗れないことも大きく巻き返すには展開の助けが必要になりそうだ。ただ、それ以上に気になるのが昨年の天皇賞・春のレース内容だ。最後の直線で隣のウインバリアシオンを振り切った際は、馬券圏内もあり得るような鋭いキレを見せていたが、直後に失速。明らかに「距離の壁」を感じたガス欠に見えた。そこまではほぼ完ぺきな騎乗だっただけに、今年も上位進出には相当な工夫が必要となるだろう。この一戦に懸ける藤岡佑介騎手の手綱さばきに注目だ。

 続いてゴールドアクターだが、陣営が最も懸念しているのは京都の高速馬場で上がり勝負になった場合の切れ負けらしい。実際に京都の高速馬場で行われた菊花賞では3着と、サウンズオブアースにも後れを取っている。ただ、あの時とは馬の完成度が異なるし、前走の日経賞でも上がり3ハロン33.8秒を記録。前から運べる強みを活かせば、例え瞬発力勝負になっても大きく崩れることはなさそうだ。

 ただ、それ以上に気のなるのは、本馬がG1で初めて1番人気を背負うことが濃厚な点だ。鞍上へのプレッシャーはもちろん、レースでもマークされやすい立場となり、阪神大賞典で鋭いまくりを見せたシュヴァルグランなどに早めに並びかけられると、一気に苦しい競馬になりかねない。それすらも競り落とす、グランプリホースの力強い走りを見せられるか。

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