GJ > 競馬ニュース > 武豊リスグラシュー「変身」  > 2ページ目
NEW

桜花賞(G1)大逆転へ武豊リスグラシューの追い切りに見る「変身」の跡。クラシックの勝ち方を知る男が施す「英才教育」とは

【この記事のキーワード】, ,

 先月29日に行われた桜花賞の1週前追い切りでは、武豊騎手を背に栗東の坂路で4ハロン50.8秒、ラスト12.2秒という抜群の時計をマーク。これは重賞勝ちしたアルテミスSの1週前追い切りで叩き出した、自己ベストに0.2秒差に迫る好時計だ。それもアルテミスSの時はラスト12.5秒と時計を要したが、今回は最後まで勢いが衰えることなく駆け上がっている。

 実は、そこにリスグラシューの確かな「進化」の跡がある。

 下記は本馬の近4走・アルテミスS、阪神JF、チューリップ賞、桜花賞の「1週前追い切りの時計」と「ラップタイム」だ。すべて栗東の坂路4ハロンで行われている。

アルテミスS(G3)
全体時計50.6‐37.2‐24.4‐12.5  ラップ13.4‐12.8‐「11.9‐12.5」
阪神JF(G1)
全体時計51.8‐37.3‐24.3‐12.4  ラップ14.5‐13.0‐「11.9‐12.4」
チューリップ賞(G3)
全体時計51.2‐37.2‐24.6‐12.6  ラップ14.0‐12.6‐「12.0‐12.6」
桜花賞(G1)
全体時計50.8‐37.0‐24.3‐12.2  ラップ13.8‐12.7‐「12.1‐12.2」

 注目はラスト2ハロンのラップ推移だ。これまでのリスグラシューの1週前追い切りは、すべて3ハロン目が最速となり、4ハロン目はタイムが大きく落ちている。言い換えれば「一杯に追って、最後に脚が上がっている」ということだ。

 ところが29日に行われた桜花賞の1週前追い切りでは、3ハロン目と4ハロン目が0.1秒しか変わらない。失速の度合いが小さく、それだけ手応えに余裕があったということだ。全体時計こそ自己ベストに0.2秒届かなかったが、最後の手応えには大きな差があったことが時計面からもうかがえる。

桜花賞(G1)大逆転へ武豊リスグラシューの追い切りに見る「変身」の跡。クラシックの勝ち方を知る男が施す「英才教育」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  6. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  7. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  8. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  9. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  10. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!