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JRA宝塚記念(G1)川田将雅「騎乗馬なし」の誤算!? リーディング独走の上半期立役者も見学なら「あの記録」もストップか

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 26日、阪神競馬場では芝2200mを舞台に春のグランプリ・宝塚記念(G1)が開催される。

 昨年の有馬記念(G1)でワンツーフィニッシュを決めたエフフォーリアとディープボンド、ファン投票1位のタイトルホルダー、復権を目指す三冠牝馬デアリングタクトなどの豪華メンバーが出走を予定。

 またジョッキーも武豊騎手やC.ルメール騎手、短期来日中のD.レーン騎手に横山ファミリーといった錚々たる顔ぶれが想定されている。

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川田将雅騎手 撮影:Ruriko.I

 そんな上半期の総決算となるレースを「見学」になりそうなのが川田将雅騎手だ。

 今年は1月に19勝を挙げてロケットスタートを決めると、G1レースもドバイ遠征で乗れなかった高松宮記念(G1)を除くと全鞍騎乗している。桜花賞(G1)をスターズオンアース、NHKマイルC(G1)をダノンスコーピオンで制したのは周知の通りだ。

 リーディング争いも2位のルメール騎手に15勝もの大差をつけており、トップを独走中。まさに春競馬で最も活躍したジョッキーといっても過言ではないだろう。

 だが、古馬の中長距離路線は日経新春杯(G2)を勝ったヨーホーレイクが休養に入っており、天皇賞・春(G1)では8番人気の伏兵シルヴァーソニックとコンビを組むなど、意外にもお手馬の層はそれほど厚くない。

川田将雅「騎乗馬なし」の誤算!?

 昨年の宝塚記念でタッグを組んだレイパパレは大阪杯(G1)2着の後、マイル路線へと進んだため、上半期の立役者が総決算でまさかの騎乗馬なしという状況に陥っている。

「懇意にしている中内田充正厩舎や安田隆行調教師が主に2歳戦や短距離レースを得意としていることも、もうひとつ古馬中長距離路線で手駒を欠いている理由として考えられるでしょうか。

手放した元お手馬のポタジェに大阪杯を勝たれてしまったことも、川田騎手にしてみれば痛恨だったかもしれません」(競馬誌ライター)

 もしこのまま行くようであれば、宝塚記念の連続騎乗記録も途絶えてしまいそうだ。

 川田騎手は2007年にアドマイヤメインで初参戦すると、昨年のレイパパレに至るまで15年連続で宝塚記念に乗り続けている。これは2位で7年連続のルメール騎手にダブルスコア以上の差をつける堂々たる数字である。

 そして2013年には単勝43.8倍の伏兵ダノンバラードで2着、15年は6番人気のラブリーデイで見事に優勝を収めているだけに、それなりに相性の良いレースであるとも言えるだろう。

 まだ騎乗馬なしが完全に決まったわけではないが、春のグランプリで川田将雅の姿が見られないとなると残念な限りだ。果たして連続記録も途切れてしまうのだろうか。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
 キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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