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JRA宝塚記念(G1)麒麟・川島明が「20万円超」払い戻しで有終の美!ファンからは京都競馬場の「改修工事」に恨み節も!?

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JRA宝塚記念(G1)麒麟・川島明が「20万円超」払い戻しで有終の美!ファンからは京都競馬場の「改修工事」に恨み節も!?の画像1
撮影:Ruriko.I

 オグリキャップ、ディープインパクト、オルフェーヴル……。数多の名馬が年の瀬のグランプリレース・有馬記念(G1)で有終の美を飾ってきた。

 同じグランプリレースでも上半期を締めくくる宝塚記念(G1)は、季節的要因もあってか、有終の美を飾った馬はほぼいない。そんな宝塚記念で見事な“ラスト”を飾ったのがお笑いコンビの麒麟・川島明だ。

 宝塚記念が行われたこの日、『競馬BEAT』(関西テレビ系)でレースを見届けた関西圏のファンは少なくなかっただろう。約8年間務めた番組メインキャスター(MC)を川島が卒業する日でもあり、川島にとって宝塚記念がMCとしてのラスト予想となった。

 本命に指名したのはタイトルホルダー。ファン投票では史上最多の得票を集めながら、単勝人気はエフフォーリアに次ぐ2番人気に甘んじていた。

 レースでは大方の予想通り、パンサラッサを前に見ながら2番手を追走。満を持して4コーナーで並びかけると、直線では後続を突き放す完璧な勝利だった。

「今年の宝塚記念は2強(エフフォーリア、タイトルホルダー)がどちらも不安要素を抱えての出走。そのため予想は難解でした。特にタイトルホルダーは道中2番手(以下)で競馬をしたときは未勝利でしたからね。パンサラッサを捕まえにいく難しい役割も担っていましたし、前走から一気の距離短縮も懸念されていました」(競馬誌ライター)

 不安要素も少なくなかったタイトルホルダーに迷いなく「◎」を打った川島。番組内では他7頭への馬連流しという買い目と総額5万円の大勝負に出たことを発表していた。

 ご存じの通り、2着に入ったのは5番人気のヒシイグアス。川島は7頭のうちの1頭にヒシイグアスを指名しており、見事に2頭の馬連を的中させた。しかも、購入額は1万円だったため、配当は20万6000円にも上った。

 川島の見事な“ラストラン”には視聴者も歓喜。SNSには「最後に馬券的中はさすがです!」、「最後なので乗っかって良かった!長い間ありがとうございました!」、「毎週のように当ててるよね。ホント神過ぎる!」など、多数の感謝コメントが寄せられた。

京都競馬場の「改修工事」に恨み節も!?

 中には「京都競馬場の改修工事で川島さんの予想を見る機会が減ったのは残念だった」という声も。これは中京競馬場や小倉競馬場での開催時は番組の制作局が違うための皮肉だろう。

「中京開催時の制作は東海テレビが担い、MCは蛍原徹さんが務めています。ただ、蛍原さんは大穴狙いなので、お世辞にも予想が上手とは言えず……(苦笑)。この2年ほどは京都競馬場の改修工事の影響で中京開催が多かったため、川島さんを見る機会は若干ですが減っていました。そう感じたファンも少なからずいたのでしょう」(別の競馬誌ライター)

 有終の美を飾った川島はレース後、「最高です!」と歓喜の声を上げ、出演者と的中の喜びを分かち合うと、エンディングでは「『競馬BEAT』で見る競馬が大好き」と、番組への愛を告白。さらに「卒業と銘打っていますけど、個人的な思いとしては放牧だと思っている。いったん(番組から)離れますが、またこのスタジオの大外枠あたりに入れていただいて、ゲストとして大花火を打ち上げたい」と、笑いを誘った。

 競馬番組のMCとして一区切りをつけた川島だが、注目はその後釜。「神」と称されるほどの的中率を誇っていただけに、次のMCが受けるプレッシャーは半端ないだろう。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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