GJ > 競馬ニュース > 「直行ローテ」ミスエルテ  > 2ページ目
NEW

「直行ローテの是非」桜花賞に挑むミスエルテは能力確かも不安材料多数…。末脚爆発にはファンタジーSの「再現」が必要か?

【この記事のキーワード】, ,

 繊細な2歳牝馬にとって、ただでさえ牡馬混合戦は楽な舞台ではない。しかもG1という極限状況で窮屈な立ち回りを強いられたのだから、人気を裏切っても仕方ないことだろう。

 むしろそれだけ厳しいレースになりながら、4着を確保した底力は讃えられるべきだ。

 レース結果を見ると、馬券圏内に来たは最後方から追い込んだサトノアレスとモンドキャンノ、そして逃げ粘ったボンセルヴィーソだ。この3頭は「極端なポジション」にいたという点で共通している。

 競馬において、極端なポジションの馬が上位を独占することは珍しくない。例えば逃げ馬が圧倒的な実力馬だった場合、追いかけた先行勢が総崩れになり、逃げ馬と追込馬による決着になることがある。単純な逃げ・先行有利or差し・追い込み有利」という判断基準に留まらず、「どのポジションが好走し辛かったか」を見極めることは重要なのだ。

 そういった意味で、中団から「1頭だけ」脚を伸ばしたミスエルテのレース内容は、着順以上に評価してしかるべきだろう。同じような位置取りで敗れたダンビュライトやアメリカズカップが、次走の重賞で結果を出している点を考えても、この4着は相当価値が高い。

 とはいえ、直行ローテで状態面や成長度が不明確なのもまた事実。スポーツ報知の報じたところによれば、一週前追い切りでは同厩のシルバーポジーと併せ馬を行い、「81秒8―11秒9」の時計をマーク。手綱を握った川田騎手も「元気いっぱいでした」とコメントを出しているように、仕上がり不足の印象は受けない。

「直行ローテの是非」桜花賞に挑むミスエルテは能力確かも不安材料多数…。末脚爆発にはファンタジーSの「再現」が必要か?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるか
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?