真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.04.05 08:38

【データが示す】桜花賞(G1)大本命ソウルスターリングは本当に大丈夫? ここ10年の単勝1倍台で明暗くっきり!大本命馬の「デッドライン」とは
文=江坂幸太(ギャンブルジャーナル・データ班)

9日に行われる第77回桜花賞(G1)の主役は、なんといってもソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だろう。
21世紀の怪物フランケルの初年度産駒として、ここまで4戦無敗。今回と同じ阪神マイルの阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)とチューリップ賞(G3)を楽な手応えで快勝している”ぐりぐり”のド本命。この春のG1で「最も堅い1番人気」とさえいわれている。
だが、少し待ってほしい。
いくら強くとも、走るのはあくまで3歳牝馬。人間でいえば、まだまだ気まぐれな年ごろの乙女の戦いだ。最近は男勝りの牝馬も珍しくなくなったが、特に桜花賞ではここ2年、馬券で”ひどい目”に遭った記憶のある人も多いのではないだろうか。
まだ記憶に新しいのが、昨年の桜花賞の大本命だったメジャーエンブレムだ。
暮れの阪神JFを2馬身差で快勝して2歳女王に輝くと、年明けのクイーンCでは5馬身差のレコード勝ちと、まさに圧倒的な強さを誇っていたメジャーエンブレム。しかし、桜花賞では単勝1.5倍に推されるもスタートでやや出負けすると好位からの競馬となり、まさかの4着。仁川の直線がざわめきに包まれた。
まさかの馬券圏外となったC.ルメール騎手も「展開が向かなかった」と青ざめた表情。いつもの冷静さが売りの名手からは、考えられないような騎乗だった。知っての通り、ルメール騎手はソウルスターリングの主戦でもある。これも距離が短く立て直す時間が限られる、マイル戦の怖さといえるのかもしれない。
さらに、一昨年の桜花賞にもルージュバックという大本命がいた。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】