
JRA大本命「7連敗」で川田将雅に大誤算!?単勝1.4倍「3億円ホース」敗戦から始まった負の連鎖「悲願」のリーディング獲得へ急ブレーキ

負の連鎖は一体どこまで続くのだろうか……。
3日、小倉競馬場で行われた2Rの3歳未勝利は北村友一騎手の5番人気クラシックステップが優勝。近2走はいずれも後方から末脚不発の二桁着順に敗れていたが、今回は前目のポジションからレースを進め鮮やかな差し切り勝ちを決めた。
大本命「7連敗」で川田将雅に大誤算!?
その一方で、単勝1.7倍の断然人気に支持された川田将雅騎手のスウィートスカー(牝3、栗東・鮫島一歩厩舎)はまたも2着に敗れた。これでデビュー戦から3走続けての2着。今回は初めて川田騎手を鞍上に配し盤石の体制で挑んだものの、またしても初勝利はお預けとなった。
16頭立ての芝1800mのレース。2枠4番からスタートしたスウィートスカーは、道中を4、5番手で追走。ややゆったりとした流れのなか4コーナーから徐々に押し上げると、先に抜け出そうとしていたクリオミニーズを追いかける形で最後の直線に入る。
一杯になったクリオミニーズを残り200m地点で捕らえ、初勝利のゴールがすぐそこまで迫っていたものの、外から伸びてきたクラシックステップに交わされ万事休す。ライバルの強烈な末脚に成す術なく捻じ伏せられた。
「過去2戦を振り返っても最後の末脚は安定していましたし、鞍上も不完全燃焼とならないように早めに前の馬を捕まえにいったのだと思います。4か月半ぶりでプラス10キロの馬体重も多少影響はあったかもしれませんが、それでもスウィートスカーはメンバー中2位の上がり35秒4の末脚を使っています。
これに対し、勝ち馬がマークした上がりは最速の34秒8。すぐ後ろからこれだけ決め手の差をつけられれば、今回は相手が一枚上だったという他ないでしょう」(競馬誌ライター)
騎乗馬の選定に抜かりの無い川田騎手だが、実はこの敗戦が単勝1倍台の馬で7連敗目。先月12日の東京4Rで挙げたルージュアルルでの勝利を最後に、1か月ほどに渡る負の連鎖が続いている。
「3億円ホース」敗戦から始まった負の連鎖
そのキッカケとなってしまったのが、同日に東京競馬場でデビューした際「3億円ホース」として話題となったダノンザタイガーの敗戦だった。
前日に中京競馬場で行われた2歳新馬では、同じように単勝1倍台のマラキナイアに騎乗してきっちり勝利していた川田騎手。ここも評判の高額馬とあって、デビュー勝ちは通過点に過ぎないと思われた。
ところが単勝1.4倍の断然人気に支持されたレースでは、スタートでやや立ち遅れて最後方からの追走。最後の直線では大外を回し懸命に追いかけたが、内から先に抜け出した単勝131.9倍の伏兵オンザブロッサムを半馬身差捕まえることが出来ず、まさかの敗戦を喫したのである。
それからというもの、3着以内には好走しても圧倒的人気を裏切る形が続き、先週も「幻の桜花賞馬」との呼び声のあったサンクフィーユ(2着)や今回のスウィートスカー(2着)といい、負の連鎖を断ち切れないでいる。

また、今年は全国リーディングでトップを独走する川田騎手にとっては、最大のライバルといえるC.ルメール騎手が6月27日~8月8日まで「夏休み」中ということもあって、今は大きくリードを広げるチャンス期間。単勝1倍台を背負うような有力馬では、勝利を量産しておきたいはずだ。
とはいえ、その大本命の多くは川田騎手が乗るからこそ断然人気を背負うことも少なくない。もし他の騎手が騎乗していたなら単勝1倍台まで人気に拍車が掛かることはなかった可能性もある。
思わぬ誤算で悲願の全国リーディング獲得へ急ブレーキとなってしまった川田騎手だが、まずは7戦続いたこの負の連鎖を断ち切りたいところだろう。
(文=ハイキック熊田)
<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?
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