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JRA武豊「奇跡的G1制覇」は大スターの証!? 「あと1勝」迫る節目に「早めにクリアしたい」

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武豊騎手

 13日に大井競馬場で行われた交流重賞ジャパンダートダービー(G1)を勝ったことで、JRA所属騎手でありながら、地方通算200勝に到達した武豊騎手。数々の前人未到の記録を持つレジェンドジョッキーに、また1つ新たな金字塔が加わった。

 その一方で、毎週のように今か今かと待たれているのが、武豊騎手のJRA重賞通算350勝の節目だ。

「あと1勝と迫っている『JRA重賞350勝』という個人的な記録も、流れがいいときに早めにクリアして周囲から催促されないようにしておきたい気持ちです」(武豊公式ホームページより)

 そう武豊騎手が語っている通り、ドウデュースによる劇的な日本ダービー(G1)制覇から、約1か月足踏みが続いている「あと1勝」。時間の問題であることは間違いないだろうが、本人としても早めに達成しておきたいのが本音だろう。

 デビューイヤーの1987年10月の京都大賞典(G2、トウカイローマン)でJRA重賞初制覇を飾って以来、1つ1つ着実に積み上げてきた大記録。改めて振り返ってみると、実は武豊騎手のちょっとした傾向が見えてくる。

350勝の節目はG1勝ちで?

 

 当たり前の話だが、ジョッキーが自分の「節目の勝利レース」を意識的に大きなレースにすることは不可能だ。すべてのレースで全力を尽くす中で、たまたま節目を迎えるだけであり、それが偶然大きなレースなら、一昔前であれば「持ってる」などと言われた。

 それは普通の騎手よりも遥かに多くの節目を迎えている武豊騎手も例外ではなく、JRA重賞勝利を取り上げると、通算100勝目はダンディコマンドの北九州記念(G3)、200勝目はビッグプラネットのアーリントンC(G3)、300勝目もアウォーディーでシリウスS(G3)と、いずれも重賞としては最も格下で、かつ開催数が多いG3となっている。

 だが「通算50勝の節目」で見れば、50勝目こそナリタチカラの札幌記念(当時G3)だったが、150勝目はクロフネによるNHKマイルC(G1)制覇。250勝目もヴァーミリアンによるジャパンCダート(G1、現チャンピオンズC)と、奇跡的にG1制覇で節目を迎えている辺りは「さすがスター」としか言いようがないだろう。

「現在、JRA重賞349勝と350勝の節目に王手をかけている武豊騎手ですが、日本ダービーから勝てていませんし、そろそろ決めておきたいでしょうね。ただ150勝目、250勝目がG1だったことを鑑みると、やはりG1で決めてほしいという思いも(笑)。

今夏はずっと北海道に滞在しているだけに、通算50勝目以来になる札幌記念(G2)で決めるというのも、ある意味で武豊騎手らしいかもしれません」

 記者が話す通り、今夏の武豊騎手は重賞騎乗にはこだわらずにずっと函館で騎乗している。それだけに土曜に函館2歳S(G3)、日曜日に函館記念(G3)がある今週末は大きなチャンスといえるだろう。

 果たして、今週末にもあっさりと決めてしまうのか。それとも焦らしに焦らしてG1でド派手な節目を迎えるのか。53歳にして、ますます円熟味を深めている武豊騎手の手綱さばきに注目だ。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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