真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.04.08 11:06
武豊騎手が語る「桜花賞ベストレース」は”伝説”の出遅れ勝ちでなく「あの名牝」の地味レース?天才が重要視する偶然ではない「必然」のプロセス
編集部
そのレースぶりは、いずれも道中2番手を追走し、早めに先頭に立ってそのまま押し切るというもの。つまり、その競馬こそが当時のベガにとってのベストであり「勝ちパターン」だったということだ。
デビュー当初から「目標」としてはっきりとしているクラシックの舞台に向かうにあたって、武豊騎手が最も大事にしているのは、そのプロセスである。
世代トップクラスの圧倒的な素質を持った馬にとってクラシックまでのレースは、いわば本番を勝つための”練習”の舞台。目の前の「結果」よりも、本番に繋がる「過程」が重要視される。武豊騎手は特にそういった趣が強い騎手の一人だ。
だからこそ、桜花賞という本番でベガがこれまで積み重ねてきた”練習”の成果をそのまま発揮できたことに武豊騎手は、一騎手として大きな評価を与えているのだろう。
そこで大切なのは「偶然」に頼った派手なレースではなく、「必然」がもたらした一見地味なレースなのかもしれない。
今年、コンビを組むリスグラシューは、前走のチューリップ賞でソウルスターリングに完敗するなど、ここにきて評価を落としている。だが、武豊騎手が前哨戦で大切にしているのは結果よりも「過程」だ。
「チャンスはあると思っている」
そう語る桜花賞5勝ジョッキーが、どのような巻き返しを見せるのか。今年も桜の季節がやってきた。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!