
勝っても負けても相次ぐ非情宣告…田辺裕信「G1候補」降板に心中複雑!?

「二の脚がつきませんでしたし、ペースが遅くて動けないところにいました」
6月に行われた安田記念(G1)のレース後、そう語っていたのは田辺裕信騎手だ。
騎乗したのはイルーシヴパンサー(牡4、美浦・久保田貴士厩舎)。前走の東京新聞杯(G3)では、G1でも好走歴のあるファインルージュを退け快勝。4連勝という勢いを買われて、最終的に1番人気の支持を受けた。
ところが、レースでは武器とする鋭い末脚が不発に終わる。
鞍上の言葉通り、前半3ハロン通過タイムが34秒7のマイルG1にしては遅い流れ。最後の直線では後方待機から追い込みを図ったものの、馬群を捌くのに手こずる場面も。結果8着に敗れ、人気を集めた2度目のG1挑戦は不完全燃焼に終わった。
勝っても負けても相次ぐ非情宣告…
そんなイルーシヴパンサーが、14日に行われる関屋記念(G3)に出走を予定している。今回はG3と格も落ちる上、メンバー的にも負けられない仕切り直しの一戦。秋の大舞台へ向け、田辺騎手にとっても好スタートを切りたいところだろう。

しかし、『netkeiba.com』が公開している想定騎手では、鞍上は田辺騎手ではなく岩田望来騎手となっている。重賞勝ちを含む4連勝に導いた主戦だったが、無念にも降板となったようだ。
思い返せば、田辺騎手は昨年の関屋記念をロータスランドで勝利しているが、同コンビでマイルCS(G1)を12着に敗れたのち、岩田望騎手へ乗り替わった経緯がある。その後、京都牝馬S(G3)1着、高松宮記念(G1)でも2着と結果を出され、悔しい思いを味わっている。
そういったなかで、再び岩田望騎手への鞍上交代。騎手としては田辺騎手の方がキャリアは長いものの、岩田望騎手は全国リーディングで4位と勢いある若手ホープだ。弱肉強食の騎手の世界では、こういった乗り替わりは頻繁に起こる。
とはいえ、今年は有力馬の乗り替わりが絶えない田辺騎手。自身が手綱を任されフローラS(G2)を勝ったエリカヴィータも、本番のオークス(G1)では福永祐一騎手へ交代となった。
また、先週のレパードS(G3)で3番人気に支持されたホウオウルーレットも同じ。こちらも前走のいわき特別(2勝クラス)で5馬身差の圧勝に導いたのは田辺騎手だったが、いざ迎えた初重賞では福永騎手へ乗り替わりとなった。田辺騎手にとっても、度重なる乗り替わりにどこか心中複雑な思いもあるだろう。
ちなみに、関屋記念ではオープン勝ちの経験があるエアファンディタに騎乗する田辺騎手。悔しい思いもあるなか、一矢報いる激走をみせてくれるだろうか。
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