C.ルメール大本命馬でまさかの出オチ、敗因はサウジの嫌な予感か

16日、盛岡競馬場ではダート1200mの交流重賞・クラスターC(G3)が行われ、3番人気のオーロラテソーロが直線早めに抜け出して勝利。最後は2着リュウノユキナに1馬身差をつけて、見事な重賞初制覇を飾った。
鞍上を務めた鮫島克駿騎手はレース後、「13番枠を引いた時点で内の逃げ、先行馬を見て追走しようと思っていました。スタートが決まってからは理想的でしたね」とコメント。終始逃げ馬を前に見ながらの会心騎乗にはゴール前で派手なガッツポーズも飛び出した。
大本命馬でまさかの出オチ
一方で、ほぼ完ぺきな立ち回りを見せた勝ち馬とは対照的に1秒2差の4着に敗れたのがダンシングプリンス(牡6歳、美浦・宮田敬介厩舎)だ。4連勝中の勢いを買われ、単勝オッズ1.4倍の断然1番人気に支持されていたが、道中3番手から直線伸びを欠き、1年半ぶりとなる黒星を喫してしまった。
「スタートが全てでしたね。先入れの最内1番枠で、ゲート内で若干待たされたのも多少影響したのかもしれません。二の脚が速い馬なので、少しくらいの出遅れならすぐ挽回できるのですが……。スタート後に躓いてしまい、大きく内によれてしまったのは誤算でしたね。
鞍上を務めたC.ルメール騎手とは、2走前のリヤドダートスプリント(G3)以来、2度目のコンビでした。実はその前回も『ゲートでテンションが高く心配しました』というコメントを残していたんですよね。ただし、その時はスタートも五分に出ていました。ルメール騎手にとっては、2走前の嫌な予感がここで出てしまった形になってしまいましたね」(競馬誌ライター)
JRA勢の5頭が5強を形成していた今年のクラスターC。レース直前には最大のライバルと目されたリメイクが馬体故障で競走除外、実績的に抜きんでていたダンシングプリンスが負ける要素は、ほぼ消滅したかと思われていたが……。
「長期バカンスから復帰したばかりですが、まだ波に乗れないというか、勘を取り戻せていないようです。先週末も土曜に2勝を挙げましたが、日曜は1番人気を何度か裏切って未勝利と、どこかチグハグなところが見受けられました。
今年は海外遠征では結果を出しているものの、国内重賞はオークス(G1)の1勝だけ。蒸し暑い日本を離れて、母国でリフレッシュしてきたはずですが、とにかく歯車が狂ったままという印象です」(同)
今週日曜の大一番、札幌記念(G2)には有力馬の1頭に数えられているグローリーヴェイズに騎乗予定のルメール騎手。逆襲の秋に向けて、負の連鎖に終止符を打てるかどうかに注目が集まるが、盛岡でのツキのなさを見る限り、まだ不安の方が大きいといえそうだ。
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