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小倉2歳S(G3)武豊×クリダームに疑いの余地なし!?「超優秀」ソダシ厩舎の2歳戦は信頼度◎

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 6月からスタートしている2歳戦では、毎週のように将来楽しみな若駒たちが続々と登場している。今週末には2歳重賞の小倉2歳S(G3)と札幌2歳S(G3)がそれぞれ開催予定。暮れに待つG1戦線へ向けても、重要な一戦となりそうだ。

 先週で8月も終了し、2歳戦が始まってはや3カ月が経過。現時点の2歳リーディングにおいて、調教師部門でトップに立っているのが6勝を挙げた西村真幸厩舎だ。

 開業8年目の西村厩舎は、管理馬のタイセイビジョン、フェアリーポルカ、ファストフォース、オーヴェルニュなどで近年は毎年のように重賞を制覇。今年はまだ重賞勝利こそないものの、2歳戦においては上々のスタートダッシュを決めている。

 管理する2歳馬の中には、阪神・芝1600mの新馬戦を快勝したファントムシーフや、デビュー戦こそ敗れたが続く未勝利戦を単勝1.2倍の支持に応えて完勝したシルヴァーデュークなど将来楽しみな逸材が多数。小倉2歳Sに出走するプロトポロスも、前走で中京・芝1200mの新馬戦を楽勝しており、今年の重賞初制覇へ向け厩舎期待の1頭と言えるだろう。

 そんな西村厩舎に勝利数こそ及ばないものの、勝率や複勝率で大きく上回っているのが須貝尚介厩舎だ。

「超優秀」ソダシ厩舎の2歳戦は信頼度◎

 須貝厩舎といえば、過去にドバイDF(G1)を勝って世界ランキングで1位となったジャスタウェイや、宝塚記念(G1)連覇を含むG1・6勝のゴールドシップを輩出した名門。近年では白毛のアイドルことG1・3勝のソダシや、皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)でいずれも3着に入ったステラヴェローチェなどでG1戦線を沸かせている。

 現2歳世代には「伝説の新馬戦」との呼び声もある宝塚記念デーの新馬戦を制したカルロヴェローチェや、母に桜花賞馬アユサンを持つ良血で札幌の新馬戦を快勝したドルチェモアなどの大物候補もいる。武豊騎手の騎乗で注目の大きいクリダームも小倉2歳Sに送り込む。

 全国リーディングでも7位につけている好調の須貝厩舎だが、2歳戦に限るとその成績は破格といえる。2歳戦の成績は「4-3-1-1/9」で勝率44.4%、複勝率88.9%と驚異的な数字をマーク。この点を踏まえても、クリダームの好走に疑う余地はないかもしれない。

 また同馬の主戦を務める武豊騎手と須貝厩舎のコンビも、近3年の2歳戦に限れば「4-2-1-6/13」で勝率30.8%、複勝率53.8%と好相性。過去の2歳重賞では小倉2歳Sで2着したマコトリヴァーサルや札幌2歳Sで2着に入ったサトノゴールド、また上述したクリダームでも前走の函館2歳S(G3)で2着と好走例が複数ある。今の須貝厩舎の勢いとかけ合わせれば「鬼に金棒」と言っても過言ではないだろう。

 小倉2歳Sでのクリダームは勿論の事、須貝厩舎の管理馬が2歳戦に出走してきた際は、これらの成績を覚えておいて損はないはずだ。

ハイキック熊田

ハイキック熊田

ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

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