
福永祐一、川田将雅に迫る快挙達成へ!今夏最大の大逆転「メークドラマ」を起こすのはあのジョッキー!?

先週は、札幌競馬場で3年ぶりに「2022ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」が開催。世界的名手たちが集まった「夏の祭典」は、JRA代表の武豊騎手が30年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。
そんなWASJも終わり、6月から始まっているもう一つの夏イベント「サマーシリーズ」がいよいよ終盤を迎えている。
サマーシリーズとは、夏季競馬開催を盛り上げるために2006年より創設されたイベント。競走馬部門では「サマースプリントシリーズ」、「サマー2000シリーズ」、「サマーマイルシリーズ」と3つの距離別に構成されており、騎手部門でも「サマージョッキーズシリーズ」が行われている。対象レースの着順により各々がポイントを競い合う。
8月終了時点で、残りの対象レースは新潟記念(G3)、セントウルS(G2)、京成杯AH(G3)の3レースのみ。そんな終盤に差し掛かった「サマージョッキーズシリーズ」で現在トップに立っているのが浜中俊騎手だ。
シリーズ初戦の函館スプリントS(G3)をナムラクレアで制してスタートダッシュを決めると、その後も函館記念(G3)をハヤヤッコで優勝。北九州記念(G3)でもナムラクレアで3着に入り、わずか3戦で24ポイントを獲得し1位となっている。
また重賞レースで1着こそないものの、2着2回、3着2回など堅実な騎乗を続けている川田将雅騎手が計22ポイントで2位。中京記念(G3)をベレヌスで制しアイビスSD(G3)でも人気薄ロードベイリーフを3着に導いた西村淳也騎手と、小倉記念(G3)をマリアエレーナで勝利し、先週のキーンランドC(G3)をウインマーベルで2着した松山弘平騎手が計20ポイントで同率3位と続いている。

そんな上位騎手たちの影で、現在のランキングではトップ10にすら入っていない圏外ながらも、シリーズ大逆転優勝へ向けて密かに可能性が残るジョッキーがいる。それが池添謙一騎手だ。
福永祐一騎手、川田将雅騎手に迫る快挙達成へ!
現在は8ポイントを獲得しており、1位の浜中騎手とは実に16ポイントの差があるが、逆転の可能性がないかといえばそんなことはない。
何故なら、今週末の新潟記念ではヒートオンビート、セントウルSではメイケイエールに騎乗予定で、どちらとも上位人気必至の有力馬で十分にチャンスがあるからだ。
仮に池添騎手が両重賞を勝利すると、2レースで22ポイントが加算され計30ポイントとなるため大逆転が可能。あくまで現上位騎手が残りの対象レースで好走しないという条件付きとはなるが、少なからず「メークドラマ」の可能性は残されている。
サマージョッキーズシリーズの過去を振り返ると、複数回優勝しているのは福永祐一騎手(3回)と川田騎手(2回)の2名のみ。2012年に優勝経験のある池添騎手にとっては、ここで優勝を飾れば2人に肩を並べる快挙達成にもなる。
ここ一番という所では何度も勝負強い騎乗をみせてきた池添騎手。果たして今夏最大の「メークドラマ」を起こすことはできるだろうか。
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