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紫苑S(G3)14年間の「呪い」を打ち破ったパンドラの軌跡。「秋華賞へ直結しない」を覆したスタニングローズ厩舎が再び戴冠を狙う

紫苑S(G3)14年間の「呪い」を打ち破ったパンドラの軌跡。「秋華賞へ直結しない」を覆したスタニングローズ厩舎が再び戴冠を狙うの画像1

 夏競馬も終了し、今週末からは中山・中京の2場開催が始まる。秋競馬初日となる10日の中山競馬場では、秋華賞(G1)へ向けたトライアルレースの紫苑S(G3)が行われる予定だ。

 近年では勝ち馬のファインルージュやディアドラをはじめ、マジックキャッスル、カレンブーケドール、ヴィブロス、パールコードなど、敗れたメンバーが本番で好走するケースも多い。2016年に重賞へと格上げされてからは出走馬のレベルも高まり、秋華賞へ直結する例が増えてきた。

 今でこそ秋華賞と関係性の深い紫苑Sだが、重賞となる前まではファンの間で「秋華賞に直結しないトライアルレース」として有名だった。実際、同レースで権利を取った馬の多くが悉く本番で敗れ、2000年に創設されて以来、トライアルでありながら秋華賞馬を輩出できない「呪い」のような扱いを受けていたことも確かだ。

「呪い」を打ち破ったパンドラの軌跡

 そんな紫苑S組の「呪い」を初めて打ち破ったのが、2014年に出走したショウナンパンドラである。

 春はエルフィンS(OP)で2着、フラワーC(G3)とスイートピーS(OP)でいずれも5着に敗れ、クラシック出走が叶わなかったショウナンパンドラだったが、仕切り直しとなった夏に1勝クラスを勝利し、最後の1冠へ向け紫苑Sで権利獲得を狙ってきた。

 当時、オークス(G1)3着のバウンスシャッセも出走していたが、ショウナンパンドラはそれを抑えて1番人気に支持される。当日は生憎の不良馬場だったものの、同馬が道悪巧者だったことも人気に拍車をかけたかもしれない。

 結果的に5番人気のレーヴデトワールに敗れはしたが、2着に入り秋華賞への優先出走権を獲得。この年は例年の中山開催ではなく新潟開催だったことも、前走の同舞台で勝利していたショウナンパンドラにとっては幸運だったと言えよう。

また、もう一つのトライアルレースであるローズS(G2)には、オークス馬のヌーヴォレコルトや前年の2歳女王で桜花賞(G1)2着のレッドリヴェールなど強豪が揃っていただけに、陣営にとっては紫苑S参戦の采配がズバリと決まった格好でもあった。

 そして、これが長年続いてきた競馬界の「呪い」を覆すキッカケとなった。

 その後の秋華賞では、例年通り「紫苑S組は勝てない」という見方もあった中、3番人気のショウナンパンドラがオークス馬ヌーヴォレコルトの猛追を退け優勝を果たす。14年間続いた紫苑Sの「呪い」を初めて打ち破った瞬間だった。

 あれから8年。今年はショウナンパンドラを管理していた高野友和厩舎がオークスで2着に好走したスタニングローズを送り込む。あの時のように、再び紫苑Sをステップに秋華賞制覇を成し遂げることは出来るだろうか。

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