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JRA「バラ一族」の逆襲開幕⁉︎ 「勝てば阪神JF」スタニングローズ、チャンスザローゼスに続く大器が福永祐一と2連勝なるか

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福永祐一騎手

 17日、中京競馬場でききょうS(OP・芝1400m)が行われる。

 ききょうSはタワーオブロンドン(スプリンターズS)やジューヌエコール(重賞2勝)、ダッシャーゴーゴー(重賞3勝)など、のちのG1馬や重賞戦線で活躍した馬を多く輩出しており、出世レースの1つ。

 今年も将来の短距離戦線を担うであろうスピード自慢がズラリと出馬予定だが、中でも注目されているのが福永祐一騎手が騎乗するアロマデローサ(牝2、栗東・池添学厩舎)だ。『netkeiba.com』の想定オッズでは、単勝2倍台の1番人気が想定されており勝機十分といえるだろう。

 1週前追い切りでは上々の動きを見せているアロマデローサ。管理する池添調教師は『サンスポ』の取材に「ここで勝つようなら(個人的には)阪神ジュベナイルF(G1)に直行でもいいかなと思っています」と答えており、早くもG1を見据えているようだ。

 あえて課題を挙げるなら、福永騎手が前走の新馬戦後に語っていたキックバックを嫌がっていた点か。「ちょっとした芝が飛んでくるのを気にする」と、ポテンシャルの高さは認めるものの“綺麗好きのお嬢様”から脱却できるかが好走の鍵になりそうだ。

「バラの3きょうだい」が華麗なる一族の再興をかけて、逆襲の狼煙を上げる

 近親には朝日杯フューチュリティS(G1)とジャパンC(G1)を制したローズキングダムや、重賞5勝のロサードなどがおり、アロマデローサは4代母のローザネイを基点とした「バラ一族」の末裔だ。

 バラ一族は近年鳴りを潜めていたが、今年のオークス(G1)2着でフラワーC(G3)、紫苑S(G3)優勝のスタニングローズ(牝3、栗東・高野友和厩舎)が、一族で約10年ぶりの重賞ウイナーとなった。また、2歳世代では先週の未勝利戦を完勝したチャンスザローゼス(牡2、栗東・中内田充厩舎)が来春のクラシックの有力候補に名を連ねている。

 また、スタニングローズ、チャンスザローゼスともに先週末に勝利したことから、ネット上の掲示板やSNSでは「今日はバラ一族の日」と喜ぶファンの声もあった。アロマデローサも2頭に続き「バラの3きょうだい」が揃い踏みで、一族の再興を担いたいところだ。

「スタニングローズは秋華賞に向かいますし、アロマデローサはききょうSの結果次第で阪神JFに直行。チャンスザローゼスの次走についてはまだ発表がありませんが、かつての繫栄を知るオールドファンにとってバラ一族の久々の盛り上がりは嬉しいです。

この3頭が今後活躍するようなら、再びあの時のような注目を集めることになるかもしれません。かつてはローズキングダムが朝日杯FSを勝つまでG1で苦戦が続いたバラ一族だけに、今度は進化したところを見せてほしいですね」(競馬記者)

 また、鞍上の福永騎手は直近のききょうSで3年連続3着に来ており、過去20年でも15回出走して【3.3.4.5】と相性のいいレース。中京の芝レースを得意としており、今年に入っての成績は【10.7.10.27】。勝率18.5%、連対率31.5%、複勝率50.0%と信頼度抜群だ。

 ただ、福永騎手が最後にこのレースを制したのは2014年。今年こそは3年連続銅メダルから卒業し、アロマデローサに貴重な2勝目をプレゼントしたい。

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