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セントライト記念(G2)横山武史に巡ってきた「棚ぼた」チャンス!? 新コンビにG1勝ちフラグの吉兆、反撃の秋へ譲れない一戦

セントライト記念(G2)横山武史に巡ってきた「棚ぼた」チャンス!? 新コンビにG1勝ちフラグの吉兆、反撃の秋へ譲れない一線の画像1
横山武史騎手

 昨年のこの時期は、エフフォーリアとのコンビで制した皐月賞(G1)を含め、重賞レースで4勝を挙げた横山武史騎手。その後も天皇賞・秋をはじめ、有馬記念とホープフルSをも制した2週連続G1勝利もあり、年間でG1・5勝含む重賞9勝と、「2021年はタケシの年」と言っても過言ではないほどの大活躍だった。

 しかし、精彩を欠いた今年は、重賞勝利もナミュールで勝ったチューリップ賞(G2)のみ。G1に至っては一度も連対なしの苦戦を強いられている。自身の手で菊花賞馬に導いたタイトルホルダーも、今や兄の横山和生騎手のものになっており、もはや気の毒といえるほどツキのない状況に陥っている。

 そんな横山武騎手に挽回のチャンスが訪れた。19日、中山競馬場の11Rで行われるセントライト記念(G2)で、ショウナンマグマ(牡3、美浦・尾関知人厩舎)に騎乗する。
近3走は菅原明良騎手が騎乗していたが、菅原騎手は同レースでオニャンコポン(牡3、美浦・小島茂之厩舎)に騎乗するため、横山武騎手に騎乗依頼が回ってきた。

 前走日本ダービー(G1)組のアスクビクターモアやオニャンコポンが人気を集めそうだが、いずれも絶対的な存在でもない。セントライト記念は昨年のアサマノイタズラや2015年のキタサンブラックのように、たびたび人気薄の馬が激走している一筋縄ではいかないレースでもある。

 ショウナンマグマは『netkeiba.com』の想定オッズで単勝10番人気と人気薄だが、近2年のセントライト記念では、前走ラジオNIKKEI賞(G3)組(2021年のアサマノイタズラ、2020年のバビット)が勝利。「2度あることは3度ある」可能性も十分だろう。

「ラジオNIKKEI賞2着」は4頭のG1馬を生み出している

「ショウナンマグマは、7月のラジオNIKKEI賞で2着と好走していますが、勝てなかったことがむしろ、好結果につながるかもしれませんね。後にG1を勝つソングオブウインドやスクリーンヒーロー、フィエールマン、パンサラッサなどもこのレースを経験した馬でしたが、いずれも2着だったという共通点を持っているんです。偶然とはいえ、これはちょっとした吉兆といえそうです。中山右回りでの勝利も経験しているため、コース適性も問題ないでしょう」(競馬誌ライター)

 今回手綱を取る横山武騎手も中山の芝2200mを得意としており、通算【6.4.2.17】勝率20.6%・連対率34.5%・複勝率41.4%の成績を残している。鞍上が上手くエスコートできれば、初の距離にも対応できるはずだ。

 ただ、菅原騎手が乗るオニャンコポンは、菊花賞(G1)に向かわずに中距離路線に進む予定であり、ショウナンマグマが菊花賞に出走するようなら、再び菅原騎手に手が戻ることも考えられる。菊花賞のお手馬が決まっていない横山武騎手としては、ここで結果を残して続投をアピールしたいところだ。

 昨年のタイトルホルダーに続く菊花賞連覇を狙うためにも、最低でも権利を獲得して望みを繋げたい。

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