![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
「ミス連発」C.ルメールにすれ違い再び!? 望み薄の凱旋門賞(G1)で蘇る春の悪夢
![「ミス連発」C.ルメールにすれ違い再び!? 望み薄の凱旋門賞(G1)で蘇る春の悪夢の画像1](/wp-content/uploads/2023/10/Ruriko.I_20220626_taitoruhorudaa_100.jpeg)
今週末、競馬ファンにとっては待ちに待った凱旋門賞(G1)が開催される。全てのホースマン達の「夢」が懸かる特別な一戦である。
日本からは宝塚記念(G1)で圧巻のレコード勝ちを決めたタイトルホルダーをはじめ、日本ダービー(G1)を制したドウデュース、昨年に続く挑戦となるディープボンド、7歳にして活躍が目立つステイフーリッシュなど4頭が出走するとあって、大きな盛り上がりをみせそうだ。
もし凱旋門賞を制覇するようなら日本馬にとって初の偉業となる。これまでエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルなどが、悲願まであと一歩の善戦を演じたものの、いずれも2着。何度も世界の壁に阻まれてきた歴史がある。そういった背景もあって、凱旋門賞には特別な思いを持って臨む関係者も多いだろう。
とはいえ、同日に日本で行われるスプリンターズS(G1)に有力なお手馬がいる騎手にとっては、少々複雑な思いがあるかもしれない。
![「ミス連発」C.ルメールにすれ違い再び!? 望み薄の凱旋門賞(G1)で蘇る春の悪夢の画像2](/wp-content/uploads/2021/12/Ruriko.I_20211219_kurisutofurumeeru_172.jpeg)
「ミス連発」C.ルメールにすれ違い再び!?
なかでも、凱旋門賞でステイフーリッシュに騎乗予定のC.ルメール騎手は、一番の該当者といえるだろうか。なぜなら仮にスプリンターズSに参戦していた場合、上位人気の一角を担うシュネルマイスターに騎乗していた可能性が高かったからだ。
無論、ステイフーリッシュで凱旋門賞を勝てば、それは日本競馬史に残る「快挙」であり、大きな脚光を浴びることは確か。とは言っても、これまでG1勝ちのない同馬は現地でもノーマークに近い存在でもある。そういった点を踏まえても、勝利の期待感でいえばタイトルホルダーより見劣る存在であることは間違いない。
対するシュネルマイスターは安田記念(G1)で惜しくもソングラインの2着に屈したものの、NHKマイルC(G1)制覇など重賞実績はメンバーでも随一を誇る。スプリント重賞は初挑戦とはいえ、人気を集めそうなメイケイエールやナムラクレアより格上の存在だ。結果的にそんな有力馬を手放すことになったのだから、ルメール騎手にとっても凱旋門賞は力の入る一戦となりそうだ。
また、ルメール騎手の有力馬の乗り替わりで思い出すのは春の悪夢か。
「春G1では、ルメール騎手が主戦を務めていたカフェファラオやジオグリフが福永祐一騎手へと手綱が移り、乗り替わったフェブラリーS(G1)と皐月賞(G1)を勝たれた苦い過去があります。
今回も偶然とはいえ凱旋門賞に騎乗することでシュネルマイスターという有力馬を手放すことになりました。今年は重賞でも不振が目立つルメール騎手ですから、これから始まる秋G1に向けて流れを変える良いキッカケとなりそうでしたが……」(競馬誌ライター)
一方、今回シュネルマイスターの手綱を取る横山武史騎手にとっては絶好のチャンスと言えるかもしれない。
断然人気のエフフォーリアで9着に敗れた大阪杯(G1)をはじめ、春のG1シリーズでは悉く人気を裏切ってしまった横山武騎手。重賞勝ちもナミュールのチューリップ賞(G2)のみと悪い流れが続いていたが、先日のオールカマー(G2)でジェラルディーナを重賞初勝利に導き、秋のG1戦線を控え復調の兆しが窺える。
過去にも、ルメール騎手の代役としてシュネルマイスターとのコンビで安田記念3着、マイルCS(G1)2着と敗れた経験がある。自身3度目の正直を懸けて、「今度こそ」という強い思いがあるだろう。
凱旋門賞とスプリンターズSでお手馬がブッキングしたために、G1勝利の可能性も高いシュネルマイスターを横山武騎手へ譲ることになったルメール騎手。春に起こった悪夢が再現されてしまうのだろうか。
PICK UP
Ranking
5:30更新【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- 今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定