C.デムーロ「単勝1.5倍」も一蹴!故・岡田繁幸氏が届かなかった夢の続きへ

29日、阪神競馬場で行われた5Rの2歳新馬は、和田竜二騎手の2番人気マイネルエンペラー(牡2、栗東・清水久詞厩舎)が優勝。嬉しいデビュー勝ちを決めた。
11頭立て芝2000mのレース。単勝1.5倍の圧倒的支持を集めたC.デムーロ騎手のジャスティンレオンが逃げる展開の中、マイネルエンペラーは道中で8番手を追走する。
4コーナーで各馬が一斉に外へ持ち出されると、鞍上の和田竜騎手は空いていた内ラチ沿いで追い出しを開始。その後は反応よく加速し、最内から前を行く各馬をまとめて差し切った。
「和田竜騎手の進路取りも見事でしたが、マイネルエンペラーが繰り出した上がり(3ハロン)最速34秒0は2位よりコンマ7秒も速かったわけですから、ここでは決め手が一枚抜けていましたね。レース後に鞍上が『まだまだ緩い』と話していたように、今後の伸びしろもありそうです」(競馬誌ライター)
故・岡田繁幸氏が届かなかった夢の続きへ
「ダービーを勝つのが夢」
生前、そう公言していたマイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏が亡くなったのは昨年3月のこと。これまでマイネルラヴ、マイネルレコルト、マイネルキッツをはじめ、多くのG1馬を送り出してきた競馬界の重鎮が「夢」を掴めぬままこの世を去ってしまった。
過去の日本ダービー(G1)では、1986年のグランパズドリームの2着が最高着順となる岡田氏。他にも弥生賞(G2)を勝ったコスモバルク(名義は美佐子夫人)やマイネルチャールズ、毎日杯(G3)を勝ったマイネルフロストなど多くの素質馬で挑むもあと一歩届かずにいた。
また、「マイネル」軍団は2019年のマイネルサーパスを最後に、ここ3年はダービー出走からも遠ざかっている状況。昨年に岡田氏が亡くなった後も、クラシックを狙えるような大物はいまだ現れていない。
「マイネル軍団」の悲願となる日本ダービー制覇へ。この日、新馬戦を快勝したマイネルエンペラーには一際大きな期待がかかっている。何故なら本馬は、昨年のオークス馬ユーバーレーベンの全弟だからだ。
レース後、鞍上の和田竜騎手が「長いところが向いている」と話したように、姉と同様に狙いは東京2400mだ。岡田氏の「夢」でもあったマイネル軍団の悲願を成し遂げるのは、この馬なのかもしれない。
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