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【京王杯2歳S(G2)予想】鬼脚ロンドンプラン本命も、相手は穴馬で好配当を狙う

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 今回はスプリンターの活躍馬を多数輩出している2歳重賞、京王杯2歳S(G2)を予想していく。

 先週の振り返り。まずアルテミスS(G3)だが、リバティアイランドはさておき、アリスヴェリテが来たのは読み通りだったが、勝ったのは切ったラヴェル。出負けして後方から直線一気に伸びての勝利。理屈ではなくて素直に押さえるべきだったか。

 スワンS(G2)は印を打った馬が軒並み飛んで勝ったのは、まさかのダイアトニック。ある程度人気していたのは知っていたが7歳馬に実績がなかったのでノーマークにしていたのだが、気がつけばあっさり。3連単40万馬券の波乱はさすがに予想外だった。

 そして大一番の天皇賞・秋(G1)はイクイノックスが勝つところまでは想定内だったのだが、パンサラッサがあそこまで直線で粘ること、ダノンベルーガがああまで伸びてきたことまでは予想外。正直完敗である。

 予想に戻ろう。

 まずは過去10年、馬券に絡んだ30頭の前走データを見ていくことにしよう。
小倉2歳S 6頭
函館2歳S 5頭
未勝利戦 4頭
新馬戦 3頭
クローバー賞(OP)、ききょうS(OP) 各2頭
デイリー杯2歳S、新潟2歳S 各1頭
オープン特別 4頭
条件特別(1勝クラス) 2頭
となっている。さすがにこの時期になると重賞やオープン特別を経験した馬も増えているので、ローテーションが多彩になってくる。ここは1400m戦ということもあってスプリント戦の小倉・函館の両2歳重賞からの転戦馬が多い。とは言え、まだキャリアで大きく差が出ないので未勝利や新馬などでも前走内容次第で勝負になるようである。

 続いて人気順の成績を見てみよう。
1番人気 2-2-2-4
2番人気 3-0-1-6
3番人気 1-1-1-7
4~6番人気 2-5-5-18
7~9番人気 1-2-1-25
10番人気以下 1-0-0-44
となっている。1番人気は辛うじて信用できそうだが、昨年と一昨年はいずれも飛んでいるので過信は禁物。上位人気だけで決まったことはなく、数字でもわかる通り必ず中穴程度の馬が絡んできているので、注意すべきは前走内容や実績の割に人気していない馬だろう。


 これを踏まえて「◎」は本線だが18番ロンドンプランとする。

 前走は小倉2歳S(G3)。出遅れて最後方からの競馬だったが、直線に入って外から一気に追い込み、前をまとめて交わして勝利した。

 7月小倉1200mの新馬戦では3番手につけて危なげなく抜けだし、後続に2馬身差をつける勝利だったが、前走では大きな出遅れから直線だけでまとめて前を差し切った強い競馬だった。走破タイムも1分8秒1とかなり速く、上がり33.1秒は鬼脚。

 メンバー中、唯一の重賞勝ち馬で実績上位だが、それ以上に現時点で感じさせるポテンシャルの高さは特筆モノ。1番人気が鉄板なレースではないが、ここは本命視されていても黙って乗っておく手と見た。


「○」は14番ヤクシマを挙げる。

 前走はききょうS(OP)。中団より後ろからの競馬で外々を回って直線で追い上げてきたが、届かず3着に終わった。

 新馬戦の勝ちタイムが平凡そのもの。しかし、ききょうSはレコードだったが、そこから0.2秒差の1分20秒6と優秀な時計。中京でマークしたものだけに、東京で開催されるこのレースの平均的な勝ち時計より速いといっても鵜呑みにできないところはあるが、評価に値する。

 陣営も前走のレコード決着に対応できた能力を評価しており、現時点のデキで好勝負できると強気にコメント。ローテーション的にも実績のある前走だけに、このポテンシャルがあれば重賞でも十分通用すると考え対抗に推した。

「▲」は穴っぽいところで5番ミスヨコハマを推す。

 前走はすずらん賞(OP)。後方からの競馬で、4コーナーから動き出して直線でも見せ場は作ったが3着に敗れている。

 2走前の函館2歳S(G3)の予想で印を打ったが及ばず掲示板まで。ここまですでに4戦消化しているが、いずれも北海道でのもので、東京の速い馬場に対応できるかが問題。ただ、パワーのいる洋芝を4走したことで、スピードだけでは乗り切れない東京コースで好走する可能性は十分ある。

 重賞、オープンで好走してきているだけでなく、牝馬ながら同日開催のファンタジーS(G3)へ回らずこちらを走るのも勝機あってのことと考えるので、積極的に押さえにいきたい。


「△」は中穴の4番ベースセッティングと7番フロムダスクの2頭を挙げる。

 ベースセッティングは前走9月小倉1200mの未勝利戦で、外枠から先行争いを制してハナに立ち、勢いそのまま直線でも脚色が衰えるどころか、後続を突き放して3馬身差の楽勝だった。

 スタートから先行争いで競り勝てるだけのスピードと、その勢いで逃げ切った上に離して楽勝しているあたり大物感たっぷり。走破タイムも1分7秒9と未勝利戦らしからぬ好タイム。陣営も「上手く折り合って終いにかければ」と前走の勝ちっぷりから期待をかけているよう。人気もなさそうなので押さえておきたい。

 フロムダスクの前走はカンナS(OP)で、出遅れて後方からの競馬となり、そのまま伸びずにしんがり負けした。

 この馬が人気薄なのはひとえに前走の大敗が原因と思われるが、出遅れたことと重馬場でスタミナが奪われてしまったものと考える。新馬戦も重馬場だったが、こちらはすんなり前について後続をシャットアウトしているあたり、本来の姿はこちらと見る。

 今回は1ハロン延びるが、良馬場開催が確実なので重で逃げ勝ったそのパワーがコース替わりの東京でも活かせるはずだ。すでに坂のある中山コースを経験しているのも好材料と言えるだろう。可能性にかけて押さえておきたい。

 人気どころでは13番アスクドリームモアを切り。

 前走はもみじS(OP)で番手につける競馬を進め、直線でも先頭をうかがう勢いだったが外から来た2頭に交わされ3着に終わった。

 このレースに関しては勝った馬が強かったとも言えるが、3馬身+クビで3着というのは明らかに完敗。2走前が函館2歳Sで、こちらも9着とまったくいいところがなかった。新馬戦は多少見どころもあったが、タイムも平凡で強く推せる材料がない。

 要は実績の割に人気しすぎているということ。こういう馬は切ってナンボなので、遠慮なく切っておく。

 ということで、今回は4番、5番、7番、14番、18番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。こちらも本線を本命に指名しているが、それ以外は走りそうな穴馬をピックアップしたので、印通り来ても好配当が期待出来そうだ。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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