
モーニン・ノンコ・サウンド激突!「史上最強のメンバー」が集結するかしわ記念(G1)で新ダート王誕生なるか!?

5日(祝・木)に船橋競馬場で行われる地方交流競走「かしわ記念(G1)」が、早くから「今年のかしわ記念は”伝説”になるのでは」と話題になっている。
それもそのはず、先月28日JRAのホームページ上で発表されたJRA所属馬5頭は、まさに現役ダート最強メンバー。今年2月に開催されたフェブラリーS(G1)を超える豪華ラインナップによる夢の競演が実現する。
その中心にいるのは前述した今年のフェブラリーSを制し、新ダート王に君臨したモーニン(牡4歳、栗東・石坂正厩舎)だ。
初のG1挑戦となった前走で並みいる強豪馬を、好位抜け出しの横綱相撲で退けて見事優勝。「ダート界の新王者誕生」をレコード勝ちで高らかに告げた。ここまでキャリア7戦6勝3着1回ほぼ完璧な競走成績を誇るエリートが”伝説のかしわ記念”を制し、その覇権の地盤をより強固なものとするか。騎乗停止明けのM・デムーロ騎手が、G1シーズンに向けて好発進を切れるかも注目だ。
逆転候補筆頭はフェブラリーSで2着したノンコノユメ(牡4歳、美浦・加藤征弘厩舎)だ。
前走のフェブラリーSでは出走メンバー中、最速の上がりでモーニンに迫ったが1・1/4馬身届かず2着。昨年のチャンピオンズC(G1)に続く連続2着に涙を飲まされた。しかし、その末脚が「ダート界最強の兵器」であることを改めて実証。人気が逆転するであろう今回は、主戦のC・ルメール騎手と共に新王者モーニンをロックオンして猛追するのみである。
もしフェブラリーSに出走していれば、間違いなく優勝候補に挙げられていたサウンドトゥルー(セン6歳、美浦・高木登厩舎)が、新王者の”独裁”に待ったを掛けるか。
昨年末はチャンピオンズCでノンコノユメとクビ差の3着に入線すると、年末の東京大賞典(G1)ではダート王ホッコータルマエを退けて初G1制覇。年明けの川崎記念(G1)に出走したため(2着)フェブラリーSには向かわなかったが、もし出走していたら勝っていても何ら不思議のない実力馬だ。名コンビの大野拓弥騎手と一気の天下獲りを目指す。
一昨年の覇者コパノリッキー(牡6歳、栗東・村山明厩舎)が巻き返しに燃えている
昨年はフェブラリーS優勝後、JBCクラシック(G1)も優勝したが、そこから失速。得意の単騎逃げに持ち込ませない徹底マークに遭うなどして、本来の実力を発揮できずにいる。前走のフェブラリーSでは差す競馬を試みるも、不発に終わって7着。いよいよ瀬戸際に追い込まれた感があるが、それ故にマークが軽くなることも逃げ馬にとっては大きい。直線の短い船橋競馬場で絶対的な自信を持つ単騎逃げに持ち込めば、古豪の実力を再び知らしめる結果になるかもしれない。天皇賞・春(G1)を逃げ勝って波に乗る武豊騎手の手腕にも注目だ。
昨年2着のベストウォーリア(牡6歳、栗東・石坂正厩舎)が誇る安定感も見逃せない。
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