真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.10 16:02
苦境の武豊が『この馬の背中は渡したくない』女傑ウオッカによるマイルG1史上最大着差の圧勝劇
編集部
ウオッカ(JBISサーチ公式サイトより)キタサンブラックとの常勝コンビで大阪杯→天皇賞(春)を連勝したかと思えば、船橋競馬場にて行われた先日のかしわ記念ではコパノリッキーを3度目の復活へと導き、中央・地方を問わず縦横無尽の活躍をみせる武豊騎手(48、栗東・フリー)。今年はすでに重賞5勝を挙げ、かつての輝きを取り戻しつつある彼だが、一昔前には引退を囁かれたほど成績の落ち込んだ時代があった。
それは唯一無二の相棒ともいえるディープインパクトが惜しまれながらターフを去った2007年前後。それまで主戦を務めていた「アドマイヤ」の冠名でおなじみの近藤利一氏との間にとある理由から確執が生まれ、以降は絶縁状態となって騎乗馬の質が急激に下がってしまう。過去にはアドマイヤベガやアドマイヤグルーヴといった名馬の手綱を任されるなど蜜月関係にあったのだが、大馬主の機嫌を損ねた事実は大きく、結果として勝利数や総賞金額は大幅に減ってしまったのである。
翌年はなんとかリーディング1位をキープしていたものの、顕著に影響が出たのが重賞勝利数。2002~2007年まで2ケタ勝利が当たり前だったにも関わらず、2008年はたったの3勝。さらに2010年には落馬事故によるケガにも見舞われるなど不運が重なり、現在まで続く長いスランプの始まりとなってしまった。
そんな競馬界のレジェンドの不遇の時代を支えたのが、牝馬ながら64年ぶりにダービー馬の栄誉に輝いた歴史的女傑・ウオッカである。
前述のダービーやダイワスカーレットと世紀の叩き合いを繰り広げた2008年の天皇賞(秋)をはじめ、獲得したG1タイトルは計7つ。とくに東京では水を得た魚のように能力を発揮し、G1・7勝のうち6つを東京競馬場で挙げる稀代のコース巧者として知られた。
PICK UP
Ranking
11:30更新
交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
- 有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル
- 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?















