怪物牝馬ファンディーナが皐月賞(G1)へ「牡馬挑戦」! 勝てば69年ぶりウオッカ級の大記録達成となるが、水面下からうかがえる陣営の「本気度」
※画像:ファンディーナ 『競馬つらつら』より競馬界に激震が走った。
25日、デビュー戦から圧倒的なパフォーマンスで3連勝を飾っていた牝馬のファンディーナ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)が皐月賞(G1、中山2000m)挑戦を発表した。
かつて、これほど脅威となる挑戦者がいただろうか。牝馬としては2014年のバウンズシャッセ以来の出走となるが、あの時とはスケールの異なった参戦となる。おそらく1番人気に推されることさえ、あり得る状況だ。
ちなみにグレード制導入以降、牝馬が皐月賞に挑戦した例は、先述したバウンズシャッセに加え、1991年のダンスダンスダンスの2頭しかいない。ともにファンディーナと同じくフラワーC(G3)からの参戦となる。
バウンズシャッセが12番人気11着、ダンスダンスダンスが15番人気5着と牡馬の厚い壁に跳ね返された歴史があるが、もしもファンディーナが皐月賞を勝利すれば1948年のヒデヒカリ以来、69年ぶりの勝利となる。
これは牝馬として65年ぶりに日本ダービー(G1)を勝ったウオッカに匹敵する記録であり、歴史的大記録となることに疑いの余地はない。
ただし、陣営が至って「本気」であることは、追加登録料200万円をわざわざ用意した点からも伺える。
元からファンディーナは、牝馬ながらに1月のクラシック2次登録で日本ダービーへの登録を済ませている野心溢れる存在だった。今年はソウルスターリングとレーヌミノルと合わせて3頭しかいない、ある意味「牝馬の枠」を超えようとしていた馬である。
だがその反面、皐月賞への登録を行っていなかったため、この中間も「牡馬挑戦をするなら日本ダービー」と目されていたが、まさかの皐月賞参戦。
『スポーツ報知』の取材を受けた高野友和調教師は、クラブ(ターフ・スポート)側から要望があったと話し、問題ないので希望に添えることとなったと経緯を説明している。
PICK UP
Ranking
23:30更新
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客















