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岩田康誠騎手”復活”の陰に「牝馬」あり。未知なる大器ファンディーナと巡り合ったウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナの「背中」を知る男

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岩田康誠騎手復活の陰に「牝馬」あり。未知なる大器ファンディーナと巡り合ったウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナの「背中」を知る男の画像1

 この春、最も大きな注目を浴びそうな「新星」といえば、間違いなく20日のフラワーC(G3)を馬なりのままで圧勝したファンディーナだろう。

 デビュー3連勝はいずれも楽勝といえるもので、まったく底が見えないまま桜花賞(G1)に向かう見込みとなっている。常々ハイレベルといわれている今年の3歳牝馬だが、その勢力図を一気に飲み込んでしまっても何ら驚けないスケール。少なくとも競馬ファンの「人気」という点では、すでに無敗の2歳女王ソウルスターリングをも上回っているかもしれない。

 だが、ファンディーナという存在が競馬ファンの大きな注目を集めているのは、この馬の持つ底知れないスケールはもちろん、その鞍上に「岩田康誠騎手がいるから」という声も大きい。

 昨年は、岩田騎手の騎手人生の中でも最も苦しい一年だったのではないだろうか。

 園田競馬のNo.1騎手として鳴り物入り中央競馬入りした岩田騎手は、移籍した2006年からすぐに結果を出した。自身が菊花賞(G1)を勝たせたデルタブルースとともに海外遠征するなど活躍し、年間の勝ち星は移籍初年度から100を超えた。

 その後も数々の名馬で中央の大レースを勝利し、瞬く間にJRAでも屈指のトップジョッキーに駆け上がった岩田騎手。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、一昨年8月の小倉2歳S(G3)で年間重賞13勝目を達成してから、急に重賞レースで勝てなくなった。

 最初はちょっとしたスランプと思われていたが、意外にその状態は長引いた。2015年はそのまま重賞勝ちを上積みできずにいると、昨年はついに1年間まったく重賞を勝つことなくシーズンを終えている。

 そんな長期不振に伴い「強引なイン突き」や「独特の騎乗フォーム」などを批判する声が競馬サークル内外から相次いだ。深刻なスランプに陥ると騎乗馬の質も急落し、昨年はJRA移籍後最低の68勝に留まっている。

 だが、今年になって”流れ”が変わった。1月の愛知杯(G3)で約1年5か月ぶりに重賞勝利を上げると、不振の中でもがいていた岩田騎手の”歯車”がようやく噛み合いだした。今年はすでに20勝を上げ、重賞も3勝。かつての勝負強さが戻りつつあるようだ。

 そんな岩田騎手の活路となったのが「牝馬」での活躍だ。

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