真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.03.21 08:09
岩田康誠騎手”復活”の陰に「牝馬」あり。未知なる大器ファンディーナと巡り合ったウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナの「背中」を知る男
編集部
冒頭で挙げたフラワーCのファンディーナはもちろんのこと、マキシマムドパリで復活の重賞勝利となった愛知杯も牝馬限定戦。重賞2勝目もレッツゴードンキで京都牝馬S(G3)と、今年の重賞3勝はすべて牝馬で上げている。
さらに2月の京都記念(G2)では紅一点のスマートレイアーで2着と、昨年の日本ダービー馬マカヒキに先着し、国際G1馬サトノクラウンに迫って見せた。
スランプ期を支え、米国の重賞をともに勝ち取った相棒ヌーヴォレコルトはターフを去ったが、それでも今の岩田騎手には有力牝馬が目白押し。まさに「牝馬の岩田」と呼んでも過言ではない状況である。
もともと牝馬に対する”経験”は、現役騎手の中でも抜けたものを重ねていた。近年を代表する歴史的名牝ウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナのすべてに騎乗し、かつG1勝ちを収めているのは岩田騎手ただ一人だ。
「チャンスのある馬に乗せていただきましたし、この後も頑張ります」
フラワーCの勝利後、そう謙虚に話した岩田騎手。歴史的名牝の背中を知る名手は、一体ファンディーナにどれほどの手応えを感じているのだろうか。そして、その手綱は我々競馬ファンを”どこ”へ連れて行ってくれるのだろうか。
今春のG1戦線の中心となる一人には、間違いなく岩田騎手がいる。まずは今週の高松宮記念(G1)でレッツゴードンキの手綱さばきに注目したい。
PICK UP
Ranking
5:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!