
【ダービー卿CT(G3)予想】ジャスティンカフェは迷いなく切り!実績の割にハンデが恵まれた穴馬を狙う
今回は安田記念(G1)へ向けたステップレースのひとつ、ダービー卿CT(G3)を予想していく。
先週の振り返り。まず日経賞(G2)は「▲」タイトルホルダーの8馬身差圧勝となったわけだが、「◎」ボッケリーニが2着に健闘。ただ、3着がノーマークのディアスティマでハズレ。それなりに道悪適性があったことと3走前の1着をもっと重視すべきだったか。出遅れが響いたとはいえ、道悪適性に疑問のあったアスクビクターモアが凡走したのは、軽視した判断がうまくハマってくれた。
そして春のG1シリーズ開幕戦の高松宮記念(G1)もメイケイエールが12着に惨敗し、「▲」ナムラクレアの2着までは良かったものの、1着ファストフォース、3着トゥラヴェスーラはノーマーク。12番人気→2番人気→13番人気の組み合わせでも、3連単の払戻が66万馬券で収まったのが不思議な結果だった。
では予想に戻ろう。
まずはいつも通り、過去10年、馬券に絡んだ30頭の前走データを見ていくことにしよう。
東風S(L、OP) 7頭
東京新聞杯 5頭
中山記念、洛陽S(L)、武庫川S(3勝クラス) 各2頭
香港C、阪神C、ターコイズS、小倉大賞典、京都牝馬S、阪急杯、ニューイヤーS(OP) 各1頭
条件特別(3勝クラス) 5頭
となっている。
G3戦かつハンデ戦ということもあってか、前走重賞組よりオープンや条件戦からの臨戦が目立つ。重賞では東京新聞杯(G3)からの臨戦がもっとも多いが、適度なレース間隔と同じマイル戦ということでローテーション的に組みやすいのだろう。好走していてもハンデにあまり影響がなさそうなのも理由のひとつだろう。
続いて人気順の成績を見てみよう。
1番人気 1-2-1-6
2番人気 1-0-3-6
3番人気 1-1-0-8
4~6番人気 6-4-2-18
7~9番人気 0-1-4-25
10番人気以下 1-2-0-69
となっている。
おしなべて上位人気がアテにできない結果だ。近5年に絞っても1番人気と2番人気は1頭ずつ、3番人気が2頭来ているだけで人気と成績が直結していない。数字でわかる通り、中穴クラスの好走が目立っており、近5年でもその傾向は顕著。ただ、この5年で言うなら10番人気以下が3頭来ており、昨年は11番人気→12番人気→1番人気で決まって、3連単の払戻が55万馬券の波乱となったため、人気薄にも広く注意を払っておきたい。

これを踏まえて「◎」は11番ウイングレイテストとする。
前走は小倉大賞典(G3)。道中は中段より前目につけて追走。スロー気味のペースの中、3コーナー過ぎからポジションを上げて直線に向いたが、重馬場が堪えたのか伸びを欠いて8着に敗れている。
昨秋に3勝クラスを勝ち上がってオープン入りし、年末から今年の頭にかけてリステッドを2走して3着、1着と上々の滑り出しだったが、重賞でミソをつけてしまった。
デビュー戦と未勝利戦は重馬場で連対を果たしているのだが、戦績を見るとやはり渋った馬場は不得手なようで良績が残っていない。加えて1800m戦だったのも多少は影響している可能性がある。
前走は重馬場かつ1ハロン長めだったということで、度外視してもいいと考えた。2歳から3歳春にかけてG2で好走したこともあってか、ハンデは57kgと厳しめ。オープン入りしたてで重賞勝ちがない割に見込まれた感はあるが、問題はないだろう。
このレースは差し馬が好走する傾向で、前から押し切るタイプは苦戦しているが、それでも好走例がないわけではない。今回はマイル戦、良馬場がほぼ確実と条件は揃っただけに、ここまで大崩れしていないところを見込んで本命とした。
「○」は穴っぽいところで6番ミスニューヨークを挙げる。
前走は京都牝馬S(G3)。スタートで出負けした影響で後方待機策。やや速めのペースで流れる中で後方のまま直線に向き、上がり2位の脚で追い込んできたが位置が後ろ過ぎて届かず9着に敗れている。
正直なところ、この馬には幾度となく印を打っては裏切られ続けており、印を打ちつつもアテにして大丈夫か、とは思っている。だが、前走はデビュー戦以来の1400m戦ということもあり、出負けして速いペースについていけなかったのが敗因だろう。
今回は昨年、一昨年と連覇したターコイズS(G3)と同じ中山のマイル戦。切れのある末脚があり、後ろ目につけて差す競馬になればこのレースの好走傾向にぴったりハマる。
重賞を2勝している割にハンデは前走から据え置きなので好材料と言えるだろう。今度こそ一発を、のつもりで期待値込みの対抗とした。

「▲」は人気サイドだが16番ゾンニッヒを推す。
前走は東風S(L)。逃げ馬が後続を離す逃げを打つ中、中団前目で追走。やや遅めのペースで流れ、直線で前2頭が残る展開になりながらも上がり最速の脚で伸び、逃げ馬を交わしたところで、もう1頭を交わせず2着となった。
近親にダービー馬マカヒキがいる血統馬。デビューから3戦でダートを使われて結果が出ず、芝に転向してあっさり勝ち上がる。1勝クラス脱出に3戦、3勝クラス脱出に5戦を要し、デビュー自体が遅かったのも相まって出世が遅れた。
とは言え、前走は初オープンで1番人気に推され、勝ちこそしなかったが2着に好走できたのは能力があってこそのものだろう。この馬は後方から追い込むのではなく、中団から差すスタイルが好走パターンだが、それでも上がり33秒台の脚が使えるのは大きな武器だ。
マイル戦の持ち時計も優秀で、このレースでの歴代の勝ちタイムに近い時計を持っている。さすがに3勝クラスを脱出したばかりということで、ハンデが1kg恵まれたのも好材料。ローテーション的にも好走例が多いだけに、初重賞勝ちも十分あり得ると考えている。
「△」は人気サイドの3番レッドモンレーヴとトップハンデの15番ファルコニアの2頭とする。
レッドモンレーヴの前走は節分S(3勝クラス)で、スタート直後に接触があったものの4番手につけて追走。緩いペースで流れ、直線に向くと上がり最速の脚で前の馬を抜き去り、そのまま先頭でゴールした。
血統も「エアグルーヴ一族」の1頭と良血だ。明け4歳だが、まだ7戦しか消化していないので使い減りしていない代わりにレース経験が浅いという弱みもある。ただ、7戦のうち着外に飛んだのは3歳冬の共同通信杯(G3)6着だけで、4勝2着2回とほぼパーフェクトな成績を残してきた。
前走も約2カ月ぶりのレースだったが、きっちり勝ち上がっているあたりはポテンシャルの高さを感じる。関東馬の割に中山は2走しかしていないが、2戦2勝でマイル戦も勝っているので問題はなかろう。重賞実績もないのでハンデが1kg恵まれたのもいい。遅咲きの能力馬と見て押さえてみたい。
ファルコニアの前走は東京新聞杯で、逃げたウインカーネリアンの後ろにつけて追走。緩みのないペースで流れ、直線に入るが早々に脱落して9着に敗れた。
昨年の京成杯AH(G3)を勝つところまでは快進撃と言ってもいい好走続きだったが、続くマイルCS(G1)で13着に大敗し、前走も逃げ粘るほどの力を見せることなく馬群に沈んでおり、調子を落としている可能性がある。
中山は上記の京成杯AHと3歳時に走ったスプリングS(G2)の2戦しか経験していないが、スプリングSでも出遅れながら4着と掲示板は確保しており、相性は悪くないはず。何より同じコースで同じ施行条件のレースを勝っているのはそれなりに大きい。
ここ2戦が凡走続きだったが、重賞ウィナーであり、G2重賞で2度の3着があることを買われてか前走からさらに0.5kgもらったのがどう出るか。トップハンデでも好走した馬は少なからずいるので、初の斤量となる58.5kgを克服できるかがひとつのポイントになるだろうが、今回は58kgの馬が比較的多いこともあり、他馬と比較して極端に大きな不利ではないだけに、巻き返しの一発を期待して押さえてみたい。
人気どころでは4番ジャスティンカフェを切り。
前走は東京新聞杯で、こちらは後方待機策を選択。直線で上がり最速の脚で伸びてきたが、僅差の4着に終わっている。
切る理由はシンプルに中山コース未経験であること、今年相変わらず重賞勝ち馬が出ていないエピファネイア産駒であることの2点だ。特に後者は延べ21頭重賞に挑戦していながら、3着が1回あるだけ。本馬も含め、掲示板までならもう何頭かいるが掲示板まででは馬券とは関係ない。ここは黙って切りたい。
ということで、今回は3番、6番、11番、15番、16番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。人気しそうな2頭を押さえたが、他は中穴クラス。人気馬が飛んでしまえば思わぬ高配当も期待できそうだ。
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