真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.09 20:19

生命の奇跡を信じたい「ホエールキャプチャ2017」の凄絶な闘病とデビューへの期待
編集部
それから1カ月が経ったある日、千代田牧場のHPが更新される。そこにはあの仔馬が元気よく走り回る写真が掲載されていた。その写真とともに更新された文章によれば、6月1日から同馬放牧に出て元気よく走り回り、通常の競走馬と同じように草も食べることができるようになったという。すでに馬体重も100kgを超え、同時期に誕生した他の馬と比べてもその馬体が見劣りすることはない。
今後、難局を乗り越えたと思われる仔馬がターフに出て活躍できるかは不明だ。だが、成長期にある骨端部の一部が壊死してしまう骨端症を発症しながらも97年の桜花賞を制したキョウエイマーチ。また東日本大震災の日に産まれ、重度の腸炎を患いながらも14年の菊花賞を制したトーホウジャッカルなど、難病を克服して活躍した競走馬はたくさんいる。血統はお墨付きをもらえるほど良血なため、競走馬としてではなく繁殖牝馬として生きる道も残されているはずだ。
スタッフたちの尽力もあり、逆境を乗り越えて生をつかんだホエールキャプチャ2017。願わくはターフを元気よく駆け巡る姿を見せてくれることを祈りたい。
PICK UP
Ranking
11:30更新アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
JRA川田将雅「北村友一斜行」に激怒か。「不利を受けたなんて言うのは10年早い」数々の伝説と「これでも丸くなった」説
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- JRA武豊「繰り返された愚行」に安藤勝己氏も困惑……故・近藤利一さんを怒らせた敗戦から15年、またも追いかけたディープインパクトの幻想
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- JRA NHKマイルC(G1)幸英明「北村友一のことが頭から離れない」騎乗馬ルークズネストを巡る「複雑な背景」とは
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?