GJ > 競馬ニュース > キタサン支持率92%?
NEW

武豊キタサンブラックが支持率92%獲得!? 宝塚記念ファン投票から見える「今」の競馬界の事情……圧倒的「大スター」に支えられる栄華に一抹の不安

【この記事のキーワード】, ,
武豊キタサンブラックが支持率92%獲得!? 宝塚記念ファン投票から見える「今」の競馬界の事情......圧倒的「大スター」に支えられる栄華に一抹の不安の画像1

 8日、JRA(日本中央競馬会)の公式HP上で第58回宝塚記念(G1)のファン投票最終結果が発表された。

 大方の予想通り、昨年の年度代表馬キタサンブラックが10万1621票を獲得して第1位となった。なお、宝塚記念のファン投票で10万票を超えたのは、2009年のウオッカ以来となる。

 昨年の年度代表馬にして、今年の大阪杯(G1)と天皇賞・春(G1)も連勝。目下のライバル・サトノダイヤモンドも退け、通算5つ目のG1タイトルを手にしたキタサンブラック。オーナーが演歌界の大御所・北島三郎であることに加え、主戦が競馬界のカリスマ・武豊騎手と、そのステータスは紛れもなく今の競馬の看板と述べても過言ではない。

 実際に今回のファン投票でも、有効投票総数110万6746票に対して10万1621票を獲得。仮にすべての投票者が10頭選択していれば(JCBのギフトカード1万円分が当たる)、実に約92%のファンがキタサンブラックに投票したことになる。昨年は101万5162票に対して8万2121票の獲得だったので、大きく”支持率”を伸ばした格好だ。

 ただ、喜んでばかりいられない事実もある。

 宝塚記念のファン投票は、上位10頭までに優先出走権が与えられる。ただ、上位10頭までに投票される馬の大半は、例え優先出走権がなくとも問題なく出走できるような賞金を獲得している馬ばかり。すでに形骸化した制度といえるが、それでも今年は寂しいメンバー構成になりそうだ。

 投票数2位のサトノダイヤモンド、4位のマカヒキなどは、すでに宝塚記念の回避を発表しており、上位20頭まで範囲を広げても出走予定があるのは7頭のみ。特に4歳馬は7位のディーマジェスティや15位のエアスピネルなど、昨年のクラシックを賑わせた馬たちが尽く回避を表明しており、非常に寂しい状況となっている。

武豊キタサンブラックが支持率92%獲得!? 宝塚記念ファン投票から見える「今」の競馬界の事情……圧倒的「大スター」に支えられる栄華に一抹の不安のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!