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シルバーステートがキタサンブラックと激突!? 示した「圧倒的素質」

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 サトノダイヤモンドらとともに昨年のクラシックを牽引するとまで称されたシルバーステート(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)。最強世代といわれた4歳勢「最後の大物」の素質がついに、土曜日の垂水Sで開花した。

 レースは好スタートを決めたシルバーステートがハナを切り、主導権を奪う。鞍上の福永祐一騎手も馬の力を信頼しきっているようで、道中は無駄な動きが一切ない。

 そのまま直線に入るもその脚は鈍ることなく、後続馬とは最大でリードは4馬身にも広がった。福永騎手は100mを通過する際に後続馬との距離を確認する余裕すら見せる。そのままゴール板を駆け抜けたシルバーステートは2着のエテルナミノルに1と1/2馬身差を付け、勝ちタイムは1分44秒5のコースレコードタイを記録。まさに絵に描いたような完勝だった。

 レース後、福永騎手は「ストライドの大きさの違いでハナに行く形になりました」と語り、さらに「直線ではずっと流す感じでしたし、このクラスのこのメンバーを相手に楽な競馬が出来たのは期待以上です」と相棒の能力を手放しで賞賛している。

 これで4戦連勝したシルバーステートは晴れてオープン入り。デビュー以来全5戦連対とほぼ完璧な成績を残している。さらに6月を機に本賞金が半額となり1000万下のレースに出走できる状況にもかかわらず、あえての格上挑戦となったこのレースも制したことで重賞制覇も夢ではなくなったように思える。

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