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17年ぶり歴史的快挙へ「絶対王者」サンデーレーシングが描いたシナリオ。異例の牡馬クラシック登録はレガレイラとチェルヴィニアの2頭のみ

チェルヴィニア 撮影:Ruriko.I
チェルヴィニア 撮影:Ruriko.I

オークスはチェルヴィニアが復活の勝利!

 19日に東京競馬場で行われた牝馬クラシックの頂上決戦オークス(G1)は、2番人気のチェルヴィニア(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)が勝利。13着に大敗した桜花賞(G1)から見事な巻き返しを決めた。

「ただいま!」

 レース後、開口一番にファンへ挨拶したC.ルメール騎手にとっても復活をアピールする大きな勝利になった。3月のドバイ遠征の際に落馬負傷。チェルヴィニアの桜花賞だけでなく、皐月賞(G1)や天皇賞・春(G1)といった大レースで騎乗できなかった悔しさを晴らす見事な復活劇を演じ、45歳になる明日の誕生日へ一足早いプレゼントを自らの手で掴み取った。

 そんなルメール騎手の好騎乗に加え、桜花賞の大敗からわずか1カ月程度で状態を立て直す辺りは、さすが昨年の年度代表馬イクイノックスを手掛けたルメール騎手×木村厩舎のコンビ。

 だが、記者は改めてチェルヴィニアが所属するサンデーレーシングの凄さを実感したという。

牡馬クラシック登録はレガレイラとチェルヴィニアの2頭のみ

レガレイラ 撮影:Ruriko.I
レガレイラ 撮影:Ruriko.I

「実は昨年の10月に1回目の3歳馬5大特別競走登録馬名簿、いわゆる今年のクラシック登録馬が公表されたのですが、牝馬ながらに皐月賞や日本ダービー(G1)といった牡馬のクラシックにも登録する馬は毎年ごくわずか。サンデーレーシングからは2頭だけでしたが、1頭は後に牡馬を相手にホープフルS(G1)を勝ち、今週末の日本ダービーにも出走するレガレイラ。そして、もう1頭がチェルヴィニアでした。

ちなみにチェルヴィニアは昨年10月28日のアルテミスS(G3)を勝ったことでクラシックの有力候補に躍り出たわけですが、1回目のクラシック登録が公表されたのは前日の27日。サンデーレーシングには今年の3歳牝馬だけでも数十頭の馬が所属していますが、当時アイビーS(L)で敗れたばかりだったレガレイラを含め、こんなに早期からこの2頭の素質を見出していた関係者の相馬眼には恐れ入りますね。さすが7年連続の馬主リーディングです」(競馬記者)

 基本的に、牝馬でありながら牡馬のクラシック登録も行う馬は、陣営が「一線級の牡馬とも互角以上に戦える」と期待する馬だ。

 例えば、2007年の日本ダービーを牝馬として64年ぶりに制したウオッカ、2021年の桜花賞馬のソダシ、2着馬サトノレイナス、オークス馬ユーバーレーベンなども、事前に牡馬クラシックの登録を行っていた。(実際にサトノレイナスは日本ダービーに出走)

 そういった経緯を踏まえると、サンデーレーシングの判断はまさに神懸かりと言えるだろう。特に近年は、2022年の秋華賞(G1)から昨年12月の阪神ジュベナイルF(G1)まで、牝馬限定G1を9連勝。今春の桜花賞で連勝が止まったが、アスコリピチェーノが2着を確保。そして先週のオークスをチェルヴィニアが制し、改めてその存在感を見せつけている。

「彼女のポテンシャルは高いと思っていたので、自信を持って乗りました」

 勝利騎手インタビューで樫の女王に君臨したチェルヴィニアをそう称えたルメール騎手は、今週末の日本ダービーで同じ“サンデー牝馬”のレガレイラに騎乗する。ここまでは2頭を使い分けたサンデーレーシングの描いたシナリオ通りの展開と言っても過言ではないだろう。

「どうも!おおきに!」いよいよエンジン全開となったフランスの名手と、牝馬で突出した結果を残す馬主界の絶対王者。ウオッカ以来、17年ぶりの歴史的快挙が色濃くなってきた。

GJ 編集部

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