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東京ダービー「16戦0勝」出走決定に賛否両論!? JRA開放元年「異例」の挑戦を主催者サイドが歓迎するワケ
![ダノンデサイル 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20240414_danondesairu_yokoyamanorihiro_255.jpeg)
砂の3歳頂点を決める東京ダービーに16戦0勝馬が出走
芝の3歳頂点を決める日本ダービー(G1)がダノンデサイルの勝利で幕を閉じてから10日後、今度は砂の3歳頂点を決める東京ダービー(G1)が5日に大井競馬場で開催される。
特に今年からはJRAのトップホースが参戦と注目度もアップ。残念ながら芝の皐月賞にあたる羽田盃(G1)を勝ったアマンテビアンコこそ回避したが2着アンモシエラや、ユニコーンS(G3)の覇者ラムジェットらJRA勢の強豪に対して、イモノソーダワリデやマコトロクサノホコといった地元馬、そして6戦無敗の金沢の刺客シンメデージーら地方勢がどう立ち向かっていくのか――。ダート革命元年のダービーは、すでに歴史に残ることが決まっている戦いとも言えるだろう。
そんな中、ファンから早くも一際注目を集めているのが、イチニチショチョウ(牡3歳、大井・嶋田幸晴厩舎)だ。
これがデビュー17戦目と豊富なキャリアを誇るイチニチショチョウだが、なんと通算【0.4.4.8】とレースを勝った経験がない。もしも初勝利がダービーということになれば、日本だけでなく海外でも話題になりそうだ。
イチニチショチョウの挑戦が”歓迎”されるワケ
「羽田盃が8頭立てという寂しいメンバーとなったこともあって、東京ダービーもまずは出走馬が集まるのか心配されていましたが、蓋を開けてみれば16頭のフルゲートでレースを迎えることができそうです。
(未勝利馬の)イチニチショチョウの出走はファンの間でも賛否両論あると思いますが、羽田盃のこともあるので、主催者サイドからすればむしろありがたい存在だと思いますよ。レースにとってフルゲートになるということは、1つの目標でありステータス。まずは少しでも多くのファンと関係者の間でレースが盛り上がることが一番ですから。
イチニチショチョウにしても、確かに勝ち星こそありませんが2着4回、3着4回で通算16戦の3着以内率50%と相手なりに走れる馬。3月のレースでは後に東京プリンセス賞(JRAでいうオークス)を勝つフェルディナンドの2着に善戦しているように、決して大きく力の劣る馬ではありません。もちろん相手は強いですが、陣営は選択の正しさを証明したいところでしょう」(競馬記者)
一方でSNSや掲示板などでは「笑ってしまった」「名前で買いたくなる」「イモノソーダワリ、イチニチショチョウで決まったら面白い」など、概ね好評な様子。ファンの間では、早くもその珍名ぶりが愛されているようだ。
舞台は世代の頂点を決めるダービー。さすがに人気を集めることはなさそうだが、当然目指すは1着。今回で一気に知名度が上がったイチニチショチョウだが、「1日署長」を務めるのは6月5日になるかもしれない。
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