GJ > 競馬ニュース > 東京ダービー「16戦0勝」出走決定に賛否両論!?
NEW

東京ダービー「16戦0勝」出走決定に賛否両論!? JRA開放元年「異例」の挑戦を主催者サイドが歓迎するワケ

【この記事のキーワード】, ,
ダノンデサイル 撮影:Ruriko.I
日本ダービーで芝の頂点に立ったダノンデサイル 撮影:Ruriko.I

砂の3歳頂点を決める東京ダービーに16戦0勝馬が出走

 芝の3歳頂点を決める日本ダービー(G1)がダノンデサイルの勝利で幕を閉じてから10日後、今度は砂の3歳頂点を決める東京ダービー(G1)が5日に大井競馬場で開催される。

 特に今年からはJRAのトップホースが参戦と注目度もアップ。残念ながら芝の皐月賞にあたる羽田盃(G1)を勝ったアマンテビアンコこそ回避したが2着アンモシエラや、ユニコーンS(G3)の覇者ラムジェットらJRA勢の強豪に対して、イモノソーダワリデやマコトロクサノホコといった地元馬、そして6戦無敗の金沢の刺客シンメデージーら地方勢がどう立ち向かっていくのか――。ダート革命元年のダービーは、すでに歴史に残ることが決まっている戦いとも言えるだろう。

 そんな中、ファンから早くも一際注目を集めているのが、イチニチショチョウ(牡3歳、大井・嶋田幸晴厩舎)だ。

 これがデビュー17戦目と豊富なキャリアを誇るイチニチショチョウだが、なんと通算【0.4.4.8】とレースを勝った経験がない。もしも初勝利がダービーということになれば、日本だけでなく海外でも話題になりそうだ。

イチニチショチョウの挑戦が”歓迎”されるワケ

「羽田盃が8頭立てという寂しいメンバーとなったこともあって、東京ダービーもまずは出走馬が集まるのか心配されていましたが、蓋を開けてみれば16頭のフルゲートでレースを迎えることができそうです。

(未勝利馬の)イチニチショチョウの出走はファンの間でも賛否両論あると思いますが、羽田盃のこともあるので、主催者サイドからすればむしろありがたい存在だと思いますよ。レースにとってフルゲートになるということは、1つの目標でありステータス。まずは少しでも多くのファンと関係者の間でレースが盛り上がることが一番ですから。

イチニチショチョウにしても、確かに勝ち星こそありませんが2着4回、3着4回で通算16戦の3着以内率50%と相手なりに走れる馬。3月のレースでは後に東京プリンセス賞(JRAでいうオークス)を勝つフェルディナンドの2着に善戦しているように、決して大きく力の劣る馬ではありません。もちろん相手は強いですが、陣営は選択の正しさを証明したいところでしょう」(競馬記者)

 一方でSNSや掲示板などでは「笑ってしまった」「名前で買いたくなる」「イモノソーダワリ、イチニチショチョウで決まったら面白い」など、概ね好評な様子。ファンの間では、早くもその珍名ぶりが愛されているようだ。

 舞台は世代の頂点を決めるダービー。さすがに人気を集めることはなさそうだが、当然目指すは1着。今回で一気に知名度が上がったイチニチショチョウだが、「1日署長」を務めるのは6月5日になるかもしれない。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

東京ダービー「16戦0勝」出走決定に賛否両論!? JRA開放元年「異例」の挑戦を主催者サイドが歓迎するワケのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
  2. 競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
  3. 藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
  4. 今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  5. サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
  6. 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
  7. キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
  8. C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
  9. 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
  10. 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定