GJ > 競馬ニュース > 【東京ダービー】中央勢の2冠制覇に待った!?
NEW

【東京ダービー】中央勢の2冠制覇に待った!? 合計「13戦13勝」の無敗コンビが最強パートナーと仕上がりを武器に殴り込み!

画像はイメージ
画像はイメージ

 今年から交流重賞を舞台に「3歳ダート三冠」という新たな試みが行われている。これは芝の三冠レースのようにダートでも中央競馬の3歳馬のトップが鎬を削る舞台を用意することで、ダートレースの質と価値を向上させるという狙いから創設された枠組みだ。

 1冠目が羽田盃(G1)、2冠目が東京ダービー(G1)、3冠目がジャパンダートクラシック(G1)で、いずれも大井競馬場で施行される。これまで羽田盃と東京ダービーは出走可能馬が限定的であったが、JRA所属馬から南関東以外の地方所属馬まで出走可能な条件に統一された。

 また賞金も増額され、最高格の東京ダービーは1着賞金が1億円と、まさに頂上決戦を演出する華やかさである。

 1冠目の羽田盃は4月下旬に行われ、JRA所属の白毛馬アマンテビアンコが勝利を収めた。2着はアンモシエラでJRA勢のワンツーフィニッシュとなったが、3着には船橋所属のフロインフォッサルが入り地方勢の意地を見せる格好となった。

 ただ、1着から2着の差が1馬身だったことに対し、2着から3着は8馬身という決定的な差。これまで開催されてきた交流重賞のように、新設された3歳ダート三冠でも中央勢の圧倒を予感させるような結果だった。

合計「13戦13勝」の無敗コンビが殴り込み!

 しかし6月5日に開催される2冠目の東京ダービーには、その不安を吹き飛ばす台風の目となるかもしれない地方馬2頭が出走する。フジユージーン(牡3、岩手・瀬戸幸一厩舎)とシンメデージー(牡3、高知・打越勇児厩舎)だ。

 岩手競馬所属のフジユージーンは現在7戦7勝と無敗で合計着差は48馬身以上、みちのくでは敵なしである。また新馬戦から全レースで岩手リーディングに複数回輝いた経験のある村上忍騎手が手綱を握っている。岩手最強の馬が最強の騎手とともに東京ダービーに乗り込む。

 高知競馬所属のシンメデージーも現在6戦6勝と無敗。前走は園田競馬場で開催された西日本クラシックを制し、地元だけに留まらない実力も示した。管理するのは高知競馬の調教師リーディング1位常連の打越師。抜かりない仕上がりで東京ダービーに直行する。

 地元では実績十分の2頭だが、それでも中央勢の壁は高い。ただ羽田盃覇者のアマンテビアンコは脚部不安のため東京ダービーの出走を見送り、現在のところ主役不在の混戦模様となっている。

 無敗という肩書きを提げて大井競馬場に乗り込む2頭。中央勢や南関東勢を相手にどのような競馬を見せるか注目だ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

【東京ダービー】中央勢の2冠制覇に待った!? 合計「13戦13勝」の無敗コンビが最強パートナーと仕上がりを武器に殴り込み!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「器用さが全くない」、川田将雅「時間が必要なタイプ」辛口評価は期待の裏返し!? 単勝1.3倍のスマートワイスがオープン入りに王手
  2. 宝塚記念に「匹敵」の豪華メンバー集結!?「スーパーG2」札幌記念にクラシックホース続々参戦、有力馬「分散」の懸念も
  3. 「意識しないといったら嘘になる」武豊の記録更新狙うも大敗…かつての大型新人・三浦皇成が13年間の「絶縁」を経て名門とメイン初勝利
  4. 福永祐一絶賛「未完の大器」近親はダービー馬と同配合!「能力は高いですよ」期待の好素材がスピードの違いでデビューV
  5. 【さきたま杯(G1)展望】ダート王・レモンポップ登場! 坂井瑠星「一番の敵は…」小回り適性でシャマル、イグナイターらに逆転の可能性あり
  6. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ殴り込み!? 妹は『ウマ娘』藤田晋オーナーが1億円超で落札の血統馬
  7. 「17対3」の雪辱に燃える社台ファームが絶好調!ノーザンファームは宝塚記念に精鋭ズラリ…覇権をかけた直接対決が面白い
  8. 「ユタカァ、あけろー!」藤田伸二氏が明かした“恐喝”日本ダービー制覇の裏話…“怒り心頭”武豊から掛けられた恐怖の言葉とは
  9. “謹慎解除”D.レーンはやっぱり凄かった?宝塚記念に続き「帝王賞でダートの怪物」とコンビ決定…モレイラロスでも最強助っ人は健在
  10. イクイノックスの母が制した9年前のマーメイドS! 勝利に導いた鞍上は藤岡康太…2着馬は宝塚記念で最強馬相手に大金星