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【東京ダービー】中央勢の2冠制覇に待った!? 合計「13戦13勝」の無敗コンビが最強パートナーと仕上がりを武器に殴り込み!
![画像はイメージ](/wp-content/uploads/2022/11/da-tokeibatokyo1-thum.jpg)
今年から交流重賞を舞台に「3歳ダート三冠」という新たな試みが行われている。これは芝の三冠レースのようにダートでも中央競馬の3歳馬のトップが鎬を削る舞台を用意することで、ダートレースの質と価値を向上させるという狙いから創設された枠組みだ。
1冠目が羽田盃(G1)、2冠目が東京ダービー(G1)、3冠目がジャパンダートクラシック(G1)で、いずれも大井競馬場で施行される。これまで羽田盃と東京ダービーは出走可能馬が限定的であったが、JRA所属馬から南関東以外の地方所属馬まで出走可能な条件に統一された。
また賞金も増額され、最高格の東京ダービーは1着賞金が1億円と、まさに頂上決戦を演出する華やかさである。
1冠目の羽田盃は4月下旬に行われ、JRA所属の白毛馬アマンテビアンコが勝利を収めた。2着はアンモシエラでJRA勢のワンツーフィニッシュとなったが、3着には船橋所属のフロインフォッサルが入り地方勢の意地を見せる格好となった。
ただ、1着から2着の差が1馬身だったことに対し、2着から3着は8馬身という決定的な差。これまで開催されてきた交流重賞のように、新設された3歳ダート三冠でも中央勢の圧倒を予感させるような結果だった。
合計「13戦13勝」の無敗コンビが殴り込み!
しかし6月5日に開催される2冠目の東京ダービーには、その不安を吹き飛ばす台風の目となるかもしれない地方馬2頭が出走する。フジユージーン(牡3、岩手・瀬戸幸一厩舎)とシンメデージー(牡3、高知・打越勇児厩舎)だ。
岩手競馬所属のフジユージーンは現在7戦7勝と無敗で合計着差は48馬身以上、みちのくでは敵なしである。また新馬戦から全レースで岩手リーディングに複数回輝いた経験のある村上忍騎手が手綱を握っている。岩手最強の馬が最強の騎手とともに東京ダービーに乗り込む。
高知競馬所属のシンメデージーも現在6戦6勝と無敗。前走は園田競馬場で開催された西日本クラシックを制し、地元だけに留まらない実力も示した。管理するのは高知競馬の調教師リーディング1位常連の打越師。抜かりない仕上がりで東京ダービーに直行する。
地元では実績十分の2頭だが、それでも中央勢の壁は高い。ただ羽田盃覇者のアマンテビアンコは脚部不安のため東京ダービーの出走を見送り、現在のところ主役不在の混戦模様となっている。
無敗という肩書きを提げて大井競馬場に乗り込む2頭。中央勢や南関東勢を相手にどのような競馬を見せるか注目だ。
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