
武豊×幸四郎厩舎「シルバーステート産駒の牝馬」が初陣! キーファーズが所有する「6億円ホース近親」の走りに注目

先週土曜の函館開催で1日3勝の固め打ちを決めた武豊騎手。今週末の7日は小倉競馬に参戦し、プロキオンS(G3)でヤマニンウルスとコンビを組む予定だ。
同馬は一昨年8月小倉のデビュー戦でダート1700m戦を大差勝ちした逸材。この勝利を皮切りにダートで無傷の4連勝中。このままノンストップで重賞タイトルも手にするのか、レジェンドの手綱さばきも含めて注目の一戦となる。
また、この日の武豊騎手の騎乗予定馬で楽しみなのはヤマニンウルスだけではない。
牝馬限定・芝1200mの2歳新馬戦でデビューを予定しているペンテリコン(牝2歳、栗東・武幸四郎厩舎)も注目したい1頭だ。
ペンテリコンはシルバーステート産駒で、母父がG1・10勝の怪物フランケルという配合。近親には6億円ホースとしても知られるアドマイヤビルゴがいる血統だ。武豊騎手と懇意のキーファーズが、一昨年のセレクトセールにおいて9240万円(税込)という高値で購入した期待馬である。
オーナーの公式サイト『キーファーズサロン』には「小倉2週目に兄貴(武豊騎手)がプロキオンSに乗りに帰ってくるらしい。ですのでその日の新馬戦にペンテリコンを予定します」と、武幸師のコメントが掲載された。わざわざ武豊騎手のスケジュールに合わせてデビュー戦を選んできたことからも、陣営の期待の高さが窺えそうだ。
武豊騎手×幸四郎厩舎のシルバーステート産駒といえば

「武豊騎手×武幸師の兄弟タッグでシルバーステート産駒の牝馬といえば、個人的にはウォーターナビレラが思い出されます。もともと吉田隼人騎手の手綱でデビューしたウォーターナビレラでしたが、3戦目のファンタジーS(G3)で武豊騎手と新コンビを結成し見事優勝。この勝利は武豊騎手と武幸師の兄弟タッグで記念すべき初重賞制覇にもなったんですよね。
同タッグは阪神ジュベナイルF(G1)3着、チューリップ賞(G2)5着を挟んで桜花賞(G1)に参戦。2番手から絶妙なタイミングで抜け出し勝ったかと思われたのですが、ゴール寸前でスターズオンアースの強襲にあい、ハナ差2着と涙をのみました。
その後、ウォーターナビレラは精彩を欠き、G1はおろか白星すら挙げられぬまま引退。後輩となるペンテリコンには、ウォーターナビレラが手の届かなかったビッグタイトルも期待したいところです」(競馬記者)
ペンテリコンはデビューに向けた1週前調教でも、栗東坂路で4ハロン54秒4-ラスト1ハロン12秒4と軽快な動きを見せている。期待の良血馬は武豊騎手を背にどのような走りを見せてくれるだろうか。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆