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新人女性騎手と「意外性」を秘めた牝馬の仔が重賞挑戦!「16年ぶり」重賞制覇に力の入る一戦

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 今年3月にデビューした新人・大江原比呂騎手が、ラインパシオン(牝2歳、美浦・水野貴広厩舎)とのコンビで函館2歳S(G3)に参戦予定であることが分かった。出走が決まれば初の重賞騎乗となる見込みだ。

 大江原比騎手は「減量の利かないレースで自分を起用してくださり、本当にありがたいと思います」と関係者に感謝。JRA女性騎手として藤田菜七子騎手、今村聖奈騎手、永島まなみ騎手に続く重賞制覇を目指すこととなる。

 ラインパシオンはダートで勝ち上がったものの、管理する水野師は当初、芝のデビューも検討していたという。母イナズマアマリリスも2008年のファンタジーS(G3)を13番人気で制し、中央初勝利も単勝万馬券と意外性を秘めた馬だった。本馬も当日は侮れない存在になりそうだ。

 また、出走が決まればラインパシオンの生産者である小泉牧場も力の入る一戦となるだろう。

過去にG1馬スエヒロジョウオーなどを輩出

 北海道新冠町にある小泉牧場は、1992年の阪神3歳牝馬S(G1、現・阪神ジュベナイルF)を制したスエヒロジョウオーや、同馬の仔で重賞2勝を挙げたスエヒロコマンダーなどを輩出。他にも朝日杯フューチュリティS(G1)2着馬アルマワイオリや、デビュー2連勝を挙げ武豊騎手とのコンビで皐月賞(G1)に出走したマイネルロブストなどを送り出してきた。

 ただ、中央の重賞タイトルからはここ16年間も遠ざかっている。直近で最後の重賞制覇となっているのが先述したイナズマアマリリスで勝ったファンタジーSだった。

 イナズマアマリリスは父スエヒロコマンダー、母イナズマラム、そして母の母イナズマクロスもすべて小泉牧場の生産馬。まさに自家製血脈の“結晶”と呼べる馬である。ファンタジーSを制した後には、オーナーブリーダーである小泉賢悟氏も「この優勝は感無量でした」と『netkeiba.com』のコラム『生産地便り』の中で当時の喜びようを話していた。

「イナズマアマリリスは続く阪神ジュベナイルFでも5着に好走。翌年は桜花賞(G1)とオークス(G1)にも出走しましたがともに二桁着順に敗れ、3歳以降は白星を挙げられぬまま現役生活を退きました。

繁殖入りしてからは9頭の産駒が誕生しましたが、ラインパシオンの函館2歳S出走が確定すれば、イナズマアマリリスの仔として初めて重賞に参戦することとなります」(競馬記者)

 ちなみに今年の函館2歳Sは、他にも初戦を2馬身差で快勝したヒデノブルースカイや4馬身差で楽勝したニシノラヴァンダ、武豊騎手を背に6馬身差で勝ち上がったリリーフィールドなどが出走を予定している。

 強敵も多く出走してきそうだが、大江原比騎手とラインパシオンはどのようなレースを見せてくれるだろうか。

GJ 編集部

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