GJ > 競馬ニュース > 的場文男「騎手間のトラブル」で騎乗変更命令…
NEW

大井の帝王・的場文男「騎手間のトラブル」で騎乗変更命令…「見習いたくないところ」過去には後輩ジョッキーからもクレーム?

【この記事のキーワード】, ,
画像はイメージ
画像はイメージ

大井の帝王・的場文男騎手に騎乗変更命令…

 TCK特別区競馬組合が9日、的場文男騎手に対し「競馬開催期間外の不適切な行為により、同騎手による騎乗が競走の公正を害する恐れがある」ため、12日までの騎乗変更を命じた。

 今年9月に68歳となる「大井の帝王」こと的場文騎手といえば、今月8日の大井3Rで左膝のケガから5ヶ月ぶりに復帰。以前と変わらない豪快なフォームで3着に善戦。「久々で息切れした」と苦笑しながらも、「追い出してからも普段通りだった。明日また頑張ります」と復活を遂げたばかりだった。

 同組合は「処分委員会が調査中のため詳細はお答えできない」と説明しているが、どうやら騎手間でトラブルが発生していた様子。的場文騎手にのみ非があったとして今回の処分が下ったようだ。

 現役生活50年を超える的場文騎手だが、2017年には緊急性を要する親族との面会を目的とした外出許可願を提出して外出したものの、酒酔い状態で帰所したことにより2日間の騎乗停止処分を受けたこともある。

 今回の件もこれから真相が公になると思われるが、ジョッキー同士のトラブルということもあってか、現在とある動画が一部で話題となっているという。

大先輩の人間性を後輩騎手たちが大暴露!?

 それはYouTubeチャンネル『TCK 東京シティ競馬【公式】』が今からおよそ5年前に投稿した『【2019TCKお客様感謝デー】 ジョッキートークショー③ 的場騎手とゆかいな後輩騎手たち篇』という動画。的場文騎手、石川駿介騎手、千田洋騎手、早田功駿騎手(当時)、和田譲治騎手が登場し、概要欄には「的場騎手の人間性を後輩騎手たちが大暴露!?」とある。

 この中で若手ジョッキーたちが的場文騎手の「見習いたいところ、見習いたくないところ」を答えていくこととなるのだが、早田功騎手は見習いたくないところについて「人のコーヒーを飲んだりするところ」と回答。「冷蔵庫に入れていて減ってたら大体的場さんです」と話すと、「前に一回、オロナミンCを全部飲まれた」と過去のエピソードについて話した。

 また、石川駿騎手は「人の合羽もとるんですよ」と指摘。「雨の日の調教で人の合羽勝手に着て乗って行っちゃうんです」とクレームをつけていた。当の的場文騎手はそんなことはしないと否定するも「なんか泥棒扱いされてますね」と困り顔だった。

 その後も「半端なくケチです」などと言われていた的場文騎手だが、これらはもちろん後輩騎手たちからの大先輩に対する愛のあるイジリであり、本気で抗議していたわけではなかったかもしれない。

 見習いたい部分に関しては「貪欲さ」「後輩から愛されて素晴らしいところ」「レースでの位置取り」「ストイックなところ」などが挙がっており、騎手としてはもちろんのこと、人としても多大なリスペクトを受けていることが窺えた。

 多くの後輩ジョッキーたちから慕われるとともに、ファンからも長年愛され続けている地方のレジェンド・的場文騎手。それだけに、今回の乗り替わりを残念に思ったファンは少なくなかったのではないか。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

大井の帝王・的場文男「騎手間のトラブル」で騎乗変更命令…「見習いたくないところ」過去には後輩ジョッキーからもクレーム?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
  9. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは