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東西メインの「特注穴馬」をピックアップ!CBC賞は万馬券男の一発、札幌記念は「ノーマーク」の復活に要警戒?

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川田将雅騎手 撮影:Ruriko.I
川田将雅騎手 撮影:Ruriko.I

 今週末は新潟の重賞レースがなく、札幌で札幌記念(G2)、中京でCBC賞(G3)が開催される。前者は昨年の覇者プログノーシスが連覇をかけて出陣、後者は抜けた馬が不在で混戦模様となっている。

 今夏最高のメンバーが集まる中距離重賞と秋のスプリンターズS(G1)を見据えるメンバーの揃ったスプリント重賞で穴馬探しといきたい。

プログノーシス断然も穴馬の一発に期待

 まずは札幌記念から。下馬評で既に一強と目されているのが、昨年の優勝馬プログノーシス。ディープインパクト産駒の素質馬は6歳を迎えたものの、キャリアはまだ14戦と大事に使われてきた。

 G1級の実力を持ちながら、ここまではあと一歩のところで惜敗。陣営としてもそろそろ待望のタイトル奪取に期待したいところ。前走のクイーンエリザベス2世C(G1)は、香港馬ロマンチックウォリアーのクビ差2着に敗れたが、相手は春の安田記念(G1)を難なく制した香港のトップクラス。こればかりは相手が悪かったというしかない。

 断然人気が予想されるものの、昨年に4馬身差で楽勝した舞台だけに大崩れは考えにくい。ここは素直に軸馬に決めるとして、配当妙味に期待出来そうな穴馬探しに移る。

 一発の期待なら岩田康誠騎手とコンビを組むノースブリッジ。昨秋は振るわなかったものの、今年の2戦は復調を感じさせる好内容。アミールT(G3)で4着に入り、勝ち馬のレベルスロマンスは、次走のドバイシーマクラシック(G1)でシャフリヤール、リバティアイランド、ジャスティンパレスを撃破した大物だった。

 また、クイーンエリザベス2世Cでも2着プログノーシスから2馬身1/4差の3着に健闘。札幌記念のメンバー相手なら十分に善戦可能だろう。

 もう1頭は昨年の2着馬トップナイフだ。陣営も14着に大敗した昨年の菊花賞(G1)から立て直して乗り込みも十分と仕上がりに自信を隠さなかったが、前走の函館記念(G3)は好位からズルズルと後退して2番人気で10着と惨敗した。今回は舞台も初コースだった函館から好走実績のある札幌へと替わる。長期ブランクで馬がボケていたとしたら、一度使われたことで目を覚ます可能性もありそうだ。

CBC賞は万馬券男の逃げ馬に注目

 大本命プログノーシスのいる札幌記念と違って、抜けた存在がいないCBC賞は、思わぬ大波乱が起きてもおかしくないメンバーだ。

 実績上位のアグリはトップハンデ58.5キロを背負わされる上に8枠16番と外枠を引いたのも割引材料。それなら夏場に使われている馬を積極的に狙ってみたい。

 そこで特注の穴馬として推したいのは、連勝中のレッドヒルシューズ。登録段階では同型の3歳牝馬ピューロマジックとの兼ね合いが厄介だったのだが、こちらは55.5キロのハンデを嫌って回避。極端なハナ争いにはならない可能性が急浮上した。

 舞台は異なれど、近4年のCBC賞は逃げた馬が4連勝中。しかも今回が初コンビの団野大成騎手は昨年も7番人気ジャスパークローネで逃げ切り勝ち。自身も初重賞勝ちを決めたように中京コースは得意としている。昨年の高松宮記念(G1)では、12番人気ファストフォースとG1初勝利を挙げており、万馬券男に中京の芝1200mは願ってもない好条件だ。

 相棒のレッドヒルシューズも夏は牝馬の格言通りに絶好調。ハンデも53.0キロならそう簡単に止まらないはずだ。2走前に良馬場、前走は不良馬場で連勝と馬場も不問。台風の接近で道悪になったとしても、他馬の切れ味が鈍るなら歓迎だろう。

GJ 編集部

GJ 編集部

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