GJ > 競馬ニュース > 武豊に期待される「神騎乗」の再現
NEW

武豊に期待される「神騎乗」の再現…条件馬と菊花賞トライアルに参戦

【この記事のキーワード】, ,
サブマリーナとコンビを組む武豊騎手 撮影:Ruriko.I
サブマリーナとコンビを組む武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 今年5月のあずさ賞(1勝クラス)を快勝したサブマリーナ(牡3歳、栗東・庄野靖志厩舎)が、来月22日の神戸新聞杯(G2)に向かうことが分かった。鞍上は引き続き武豊騎手が務める予定だ。

 サブマリーナはホープフルS(G1)勝ち馬レガレイラなどと同じスワーヴリチャード産駒。ここまで3戦2勝であり、唯一の敗戦となった2戦目のつばき賞(1勝クラス)でも、後に毎日杯(G3)を6馬身差で制するメイショウタバルとわずか0秒1差に好戦している。

 前走は上がり3ハロン33秒0の切れ味で勝利を収め、手綱を取ったレジェンドも「最後はいい脚でした。切れました」と、末脚を褒め称えていた。優先出走権の獲得に成功すれば、本番の菊花賞(G1)でも不気味な存在として浮上してくるだろう。

武豊に期待される「神騎乗」の再現

 また、継続騎乗が決まった武豊騎手にとっても、神戸新聞杯は気合の入る一戦となりそうだ。

 今春の牡馬クラシックでは皐月賞(G1)をエコロヴァルツ、日本ダービー(G1)をシュガークンでともに7着に敗れ、結果を残せなかった武豊騎手。ただ、菊花賞馬キタサンブラックの弟であるシュガークンに関しては「秋が楽しみですね」と、ラスト一冠に期待を寄せるようなコメントをダービー後に残していた。

 しかし、シュガークンは管理する清水久詞調教師が「暑い時期に無理はさせたくない」とのことで、秋を待たずして菊花賞の見送りが報じられている。

 そのため、現在のところ菊花賞のパートナーは特に見当たらない状況だ。「見学」という最悪の状況を回避するためにも、1勝クラスを勝ち上がったばかりのサブマリーナと臨むトライアルは、最低でも3着以内に入ることが至上命題となってくるだろう。

「状況的に思い出されるのが2年前の秋です。この年の武豊騎手はドウデュースが菊花賞をパスして凱旋門賞(G1)に挑戦することもあり、ラスト一冠の騎乗馬が特に見当たらなかった中、神戸新聞杯で騎乗したのが条件馬のヤマニンゼストでした。

同馬は前走の2勝クラスで敗れていたこともあり、当日は単勝84.3倍の超人気薄。しかし、レースでは武豊騎手がインコースにこだわる決め打ちで2着に入り、本番の優先出走権を獲得。ネットでは『まさに神騎乗!』『さすがの馬場読み』など、鞍上の手腕を褒め称える声が多く聞かれました。

同じく条件馬のサブマリーナと臨む今回も、2年前の再現となるような好騎乗に期待したいところですね」(競馬記者)

 ヤマニンゼストは本番の菊花賞にも同コンビで挑むと、6着に善戦した。武豊騎手が「俺の庭」と称する京都競馬場の菊花賞に向けて、サブマリーナはまずトライアルでどのような走りを見せてくれるだろうか。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

武豊に期待される「神騎乗」の再現…条件馬と菊花賞トライアルに参戦のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメール「菊花賞でもチャンスがある」前日のミスからガラリ一変…鞍上問題発生もドゥレッツァの再現濃厚か
  2. 永島まなみ、菊沢一樹で「億超え」から歴代3位の急降下…「空気を読まない」WIN5がファン翻弄!?
  3. 「44対22」でナムラクレアにチャンス増える?スプリンターズSは横山武史と新コンビ
  4. 打倒ダノンデサイルに向けて好メンバー集結!神戸新聞杯の陣営の本音と建て前!昨年10番人気激走サヴォーナの裏話から見えた今年の激走馬とは?
  5. 岩田康誠「復活のキーマン」はあの調教師!? スリーキングス新馬勝利後の落馬にヒヤリもコンビ結成は急上昇中
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 川田将雅×中内田充正「出走機会4連勝」ローズS無双も本番の秋華賞では…クイーンズウォークに見えた課題
  8. アーモンドアイに食い下がった「実力馬」の初仔がノーステッキ初陣V!「能力は確かです」母と同舞台で初白星、ラスト一冠の惑星に急浮上?
  9. 【神戸新聞杯(G2)展望】菊花賞(G1)の王道トライアルで春の実績馬と夏の上がり馬が激突!
  10. 【オールカマー(G2)展望】レーベンスティールVSステラヴェローチェ「未完の大器」がG1戦線を見据えて激突!