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武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>

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 その象徴となったのが、キタサンブラックの大敗劇であるという”説”は、ファンの間でも有力視され、当時はデムーロ騎手のファインプレーと評価されていた。

 というのも、キタサンブラックと武豊騎手は以前にも同じような展開でサトノ軍団の前に苦汁を舐めさせられていた。サトノダイヤモンドに敗れた、昨年の有馬記念である。

「組織力にやられた」レース後、武豊騎手がそう天を仰いだ一戦は、向正面でやはりサトノノブレスが先頭集団を走るキタサンブラックにプレッシャーを掛けに行く展開。その結果ペースが上がり、ロングスパートを強いられたキタサンブラックは、最後の最後にサトノダイヤモンドに捉えられた。

 その際、「3コーナーでサトノノブレスにつつかれたのが痛かった」と明確な敗因を語っていた武豊騎手だったが、同じような展開となった宝塚記念に関しては、逆にサトノクラウンの関与を否定している。

 武豊騎手はサトノクラウンの動きは「さほど影響がなかった」と述べ「行くのか?ああ、行かないのかといった感じ」と当時の感触を語っている。また、この動きに関してレース後にデムーロ騎手と会話したらしく、デムーロ騎手は「行くか行かないか、迷った末に下げた」と話していたようだ。

 ただ、外側から見た有馬記念のサトノノブレスと、宝塚記念のサトノクラウンのアクションにそう大きな差があったようには見えない。逆に述べれば、プレッシャーを掛けられても火が付かないほど、キタサンブラックの行きっぷりが悪かったという可能性もありそうだ。

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