真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.05.15 17:51

【G1回顧・ヴィクトリアマイル】ストレイトガールが連覇達成!ハイペースの中で明暗を分けた「経験の差」と最新のG1が繰り返す「復活の歴史」
編集部
それも仕方がない。ストレイトガールは今年になって7歳。現役牝馬としては十分な高齢である。それも一度、現役引退を表明しているのだから「燃え尽きたのでは」と考えるのも自然なことなのかもしれない。
しかし、このヴィクトリアマイルはJRAのG1の中で、最も浅い歴史しかないが「名牝復活」が繰り返されているレースだ。
2012年にこのレースを勝ったホエールキャプチャが、翌年には12番人気まで評価を落としながらも2着に激走。その時に1番人気で勝ったヴィルシーナも、翌年には11番人気に評価を落としながらも連覇を達成した。
そして、今年のストレイトガールも前年の覇者ながら7番人気の低評価だった。
だが、やはり「歴史は繰り返す」のか。これまでのヴィクトリアマイルの結果が示している通り、ストレイトガールもまた低評価を覆して、ディフェンディングチャンピオンの意地を見せた。7歳牝馬のG1制覇はJRA初の記録となった。
「手応えは抜群で、直線に向いても良い感じでした。7歳ですが、馬が頑張ってくれて頭が下がります。これだけのパフォーマンスを見せてくれたので、まだまだやれると思います」
勝った戸崎騎手も連覇となり、これでヴィクトリアマイル2勝目。この言葉と、ヴィクトリアマイルが示す歴史を信じるのなら、来年もストレイトガールを狙いたい。だが、果たして現役でいてくれるだろうか。
ホエールキャプチャの2年目が「12番人気」、ヴィルシーナが「11番人気」、そして今回のストレイトガールが「7番人気」。歴史が繰り返されるごとにディフェンディングチャンピオンへの敬意が少しずつ”マシ”になっているのは、我々競馬ファンがバカなりに少しは学んでいる結果であると祈りたい。
PICK UP
Ranking
11:30更新東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
2017年クラシックに「ハーツクライ時代」到来!宿敵ディープインパクトを破り、春のクラシックに「魂の叫び」が響き渡るか
JRA「年度代表馬」史上最大のねじれ決着!? スペシャルウィーク白井元調教師らが”怒りの声”を上げたJRA賞の舞台裏
- モットーは「安くて走る馬」で有名な大物馬主が爆買い!? 高額落札2頭に計1億円オーバーの「奮発」した背景
- 京王杯SC(G2)の危険な人気馬!? 関係者が明かした「復活が期待される4頭」で大勝負!!
- JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
- JRA丸山元気「変な下がり方すんな!」後輩を公開説教!? 妹弟子・藤田菜七子ら若手台頭に、この秋「8勝」止まりの“焦り”か……
- 武豊「絶賛」ジャンダルムの「超」成長力で2000m不安なし!?”池江マジック”で血統の常識を覆す「限界突破」を実現
- JRA札幌記念(G2)マカヒキの真実……「復活」「引退」で揺れる2016年ダービー馬の現在地
- JRA武藤雅「爆穴連発」で際立つ存在感! 侮れない「エージェント効果」活躍の裏にあの大物の存在……
関連記事
「本当に、もう終わってしまったのか」ヴィクトリアマイル(G1)に出走するストレイトガール、レッツゴードンキ、メイショウマンボの「現状」と復活への「期待度」(3)
「本当に、もう終わってしまったのか」ヴィクトリアマイル(G1)に出走するストレイトガール、レッツゴードンキ、メイショウマンボの「現状」と復活への「期待度」(2)
「本当に、もう終わってしまったのか」ヴィクトリアマイル(G1)に出走するストレイトガール、レッツゴードンキ、メイショウマンボの「現状」と復活への「期待度」(1)
ネガティブすぎる予想家、ロビン佐木がメッタ切り! ヴィクトリアマイルを感情的かつ後ろ向きに考察
勝利への準備はいいか!? データで導き出されるヴィクトリアマイルの穴馬を一挙公開!