GJ > 競馬ニュース > 戸崎圭太の「天然キャラ」
NEW

ストレイトガールで連覇達成! 2年連続トップ騎手・戸崎圭太のハイレベルリーディング争いと「天然キャラクター」

tosakikeita.jpg戸崎圭太騎手(Cake6より)

 15日のヴィクトリアマイル(G1)は、7歳のストレイトガールが、ショウナンパンドラやミッキークイーンなど他の強豪を圧倒して2連覇を達成。あまりのスピードに開いた口が塞がらなかったファンも多かったに違いない。

 このストレイトガールに騎乗していたのが、2013年より地方・大井競馬から移籍した戸崎圭太騎手である。一昨年、昨年と2年連続でリーディング騎手となり、今や関東、いや「日本人一」として君臨する同騎手は、今年もその実力をいかんなく発揮している。

 今年の序盤、競馬界は昨年から吹き荒れる「外国人騎手旋風」に完全に押されている状況だった。C.ルメール、M..デムーロ両騎手が破竹の勢いで勝ち続け、毎週の重賞も2人で分け合っていたような印象。「デムーロとルメールの馬連で勝てる」なんて話が出てしまったほどだ。

 しかし、異国の「風神・雷神」の勢いに衰えはないものの、そこに”風穴”を開けてきたのが戸崎騎手である。現在戸崎騎手は68勝でリーディング2位。1位のルメール騎手まで70勝とわずか2勝差、3位のデムーロ騎手が60勝で8勝差をつけており、3年連続リーディングも手の届く位置をキープしている。連対率が0.286、3着内率が0.396と内容も上々だ。JRA史上最速(3932戦)で500勝に到達し、まだまだ勢いに衰えなしだ。

 大井時代には通算2000勝を達成し、中央移籍時には先にJRA騎手となった先輩の内田博幸騎手に次いで「地方競馬最後の大物」という扱いを受けた。移籍直後からコンスタントに勝利を積み重ね、初年度にいきなりリーディング5位(113勝)。2年目には146勝、3年目は130勝でリーディング騎手となっている。その間、ストレイトガールはもちろん、ジェンティルドンナのラストラン勝利やレッドリヴェールでのG1制覇も達成した。

 現在、唯一外国人騎手の勢いに対抗できている印象の戸崎騎手だが、その素顔は純朴な天然キャラ。『ウイニング競馬』(テレビ東京系)に騎手インタビューでよく出演しているが、堪能(?)な英語を披露したり、イケてる(?)私服姿を公開するなどサービス精神も旺盛。木馬に乗って「”キメ”ポーズ」を決めるあたりもさすがだ。気取ったところがなく、どことなくファンから愛されそうな雰囲気を持っている騎手である。

 一部では「馬質がいいだけ」「エージェントがいいだけ」という声も聞こえてくるが、それだけで勝てるほど甘い世界でもないだろう。今年リーディング騎手となれば、そんな声も聞こえなくなるに違いない。戸崎騎手と、熱いリーディング争いに今後も 注目である。

ストレイトガールで連覇達成! 2年連続トップ騎手・戸崎圭太のハイレベルリーディング争いと「天然キャラクター」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  3. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  6. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  7. 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
  8. 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
  9. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  10. 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か