GJ > 競馬ニュース > 「古参馬主」が札幌記念を席巻!  > 2ページ目
NEW

JRA「古参馬主」が札幌記念を席巻! 「サクラ」「ナリタ」伝統の一撃が炸裂

 そしてナリタハリケーンの馬主であるオースミは、個人馬主だった山路秀則氏が06年に法人化したものだ。山路氏は故人となり、現在では長男が会社と所有馬を引き継いでいる。山路氏は『ナリタ』と『オースミ』の冠名を預ける厩舎ごとに分けることで知られ、かつてはナリタブライアン、ナリタトップロードらを所有していた。

 いずれの馬も競馬をさほど知らない人間でも、一度は耳にしたことがある程の高い知名度を誇る競走馬である。名馬を所有し、かつては馬主リーディングでも上位に名を連ねるなど栄華を誇っていたさくらコマースとオースミ。だが近年では所有馬の成績はあまり振るっておらず、リーディングでも下位が定位置になっている。

「勝利はあげた馬は少ないものの、重賞勝ちの馬は近年も排出しています。さくらコマースでは15年の京王杯スプリングC(G2)を制したサクラゴスペル、またオースミでは障害で活躍しているオースミムーンがあげられますね。かつてのような名だたる名馬とは巡り会えていないようですが、末永く馬主を続けていることは賞賛に値しますよ。もう一度、それぞれの所有馬がG1ウイナーになれば、古参のファンを中心に懐かしい競馬話に花が咲くのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 札幌記念は多くの人間が”まさか”と思う結末に終わった。だが、連綿たる歴史を持ち古豪と呼ばれるにふさわしいこの2頭の馬主だけは、この結果を当然のものとしてほくそ笑んでいるのかもしれない。

JRA「古参馬主」が札幌記念を席巻! 「サクラ」「ナリタ」伝統の一撃が炸裂のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
  7. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  8. JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬