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超良血馬グローブシアターが復帰戦を圧勝!「実りの秋」へ母に日米オークス馬シーザリオ、兄に菊花賞馬エピファネイアを持つエリートの行方は?

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 レース後のモレイラ騎手のコメントが、この超良血馬が”進むべき道”を示しているのだろうか。これで2勝目を上げたグローブシアターだが、菊花賞トライアルで優先出走権を得るか、1000万下を勝ち切ることで最後の一冠への道が見えてくる。

「兄のリオンディーズやエピファネイアとは違って馬格がないのが、この馬の課題と言われていました。デビュー時の馬体重が438kg。春は4戦しましたが、使うたびに馬体重を落とし続けていたこともあって、陣営が早めの休養を決断したのが今回に結び付いたと思います。ここに来て、ようやく実が入ってきた印象がありますね。

現状、菊花賞を目指すかどうかは定かではないですが、兄たちと違って気性面に大きな問題がなさそうなのが強みですね。菊花賞への出走が叶えば、面白い存在になると思いますよ」(競馬記者)

 実際にシンボリクリスエス産駒の半兄エピファネイアこそ菊花賞を勝ったが、キングカメハメハ産駒の本馬の全兄となるリオンディーズは9月に屈腱炎で引退したものの、当初は気性面を考慮して菊花賞ではなく、天皇賞・秋(G1)に向かう予定となっていた。

 しかし、日本ダービーで上がり最速を記録するなど全兄のリオンディーズが末脚自慢だったことに対して、ここまで5戦して一度も上がり33秒台を記録したことがないグローブシアターは、モレイラ騎手のコメント通りゆっくりと走れる長い距離が向いていそうだ。

 3000m以上になると成績を落とすキングカメハメハ産駒だが、オークス馬を母に持つ本馬であれば血統的なスタミナは充分に感じられる。何よりも近年の菊花賞でトレンドとなっている折り合い面に大きな問題を抱えていないことは大きい。

 いずれにせよ、ダービー馬のレイデオロが神戸新聞杯(G2)からジャパンCへ向かうことが予定されているなど、役者不足の感がある今年の菊花賞。主役不在の混戦模様だけに、遅れてきた大器グローブシアターには是非とも盛り上げてほしいところだ。

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