GJ > 競馬ニュース > 武豊「超えられない壁」  > 2ページ目
NEW

JRAの帝王・武豊の「決して超えられない壁」とは。人気者だからこその悲しき宿命

【この記事のキーワード】, ,

 実は武にはG1でこういった「特別な賛辞」を経験したことがないという、意外な”弱点”が存在している。もっと具体的に述べれば、あれだけG1を勝っていながら、5番人気以下での勝利が一度もないのだ。

 それは言い換えれば、武は”スポーツ”としての競馬では、まさに日本を代表する千両役者そのものだが、その反面”ギャンブル”としての競馬では、魅力に欠ける存在と表現せざるを得ないということだ。

「当然、勝てそうな人気馬を確実に勝たせる卓越した技術があるからこそ、昨今の武騎手の地位があることは言うまでもありません。ただ、数多の大レースを制しながら、それでも”波乱の主役”になれないのは、武が第一人者となる競馬の世界に、ギャンブルという側面がついて回るからこそ起きてしまう”悲しき宿命”があるからに他なりません」(競馬記者)

 一言でいうなら、武豊が”波乱の主役”になれないのは、彼の異常な人気の裏返しでもある。今でこそ外国人や地方のトップジョッキーの参戦で落ち着いた感のある武の人気ぶりだが、全盛期にはまさに「異常」と言っても差し支えない状況だったようだ。

「武が初めてG1を勝ったのは、19歳の時でした。菊花賞でスーパークリークという馬に乗る予定だったのですが、スーパークリークは前哨戦で3着、6着と敗戦を繰り返し、菊花賞に出走する賞金が足りなくて回避する馬を待っている状況でした。その時は締め切り前日になって回避馬が出たことでなんとか出走に漕ぎつけましたが、いざ菊花賞が始まるとスーパークリークは、なんと3番人気。

JRAの帝王・武豊の「決して超えられない壁」とは。人気者だからこその悲しき宿命のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. 川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
  5. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】