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2017.09.09 13:03
JRAの帝王・武豊の「決して超えられない壁」とは。人気者だからこその悲しき宿命
編集部
実は武にはG1でこういった「特別な賛辞」を経験したことがないという、意外な”弱点”が存在している。もっと具体的に述べれば、あれだけG1を勝っていながら、5番人気以下での勝利が一度もないのだ。
それは言い換えれば、武は”スポーツ”としての競馬では、まさに日本を代表する千両役者そのものだが、その反面”ギャンブル”としての競馬では、魅力に欠ける存在と表現せざるを得ないということだ。
「当然、勝てそうな人気馬を確実に勝たせる卓越した技術があるからこそ、昨今の武騎手の地位があることは言うまでもありません。ただ、数多の大レースを制しながら、それでも”波乱の主役”になれないのは、武が第一人者となる競馬の世界に、ギャンブルという側面がついて回るからこそ起きてしまう”悲しき宿命”があるからに他なりません」(競馬記者)
一言でいうなら、武豊が”波乱の主役”になれないのは、彼の異常な人気の裏返しでもある。今でこそ外国人や地方のトップジョッキーの参戦で落ち着いた感のある武の人気ぶりだが、全盛期にはまさに「異常」と言っても差し支えない状況だったようだ。
「武が初めてG1を勝ったのは、19歳の時でした。菊花賞でスーパークリークという馬に乗る予定だったのですが、スーパークリークは前哨戦で3着、6着と敗戦を繰り返し、菊花賞に出走する賞金が足りなくて回避する馬を待っている状況でした。その時は締め切り前日になって回避馬が出たことでなんとか出走に漕ぎつけましたが、いざ菊花賞が始まるとスーパークリークは、なんと3番人気。
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