GJ > 競馬ニュース > クリンチャーに危険信号
NEW

セントライト記念(G2)キタサンブラックと経歴ダブるクリンチャーに危険信号!? ソウルスターリングら最強3歳牝馬が産み出した性別間格差と【菊花賞離れ】のスキマを突くローテ戦略

kurincha-.jpgクリンチャー(競馬つらつらより)

「乗り込みはしているけど、まだ動きが本来の感じではなくて、体つきにも余裕がある。使って良くなるタイプでもあるし」

 担当する長谷川助手は東スポの取材に対してそう語った。コメントがすべてではないとはいえ、有力馬の現状に関する率直な発言と捉えるのが賢明かもしれない…。

 春クラシックの第1弾・皐月賞で13番人気ながら見せ場たっぷりの4着と健闘したクリンチャー(牡3、栗東・宮本博厩舎)。続くダービーは馬群に包まれて自分の競馬ができず大敗を喫したものの、最後の1冠を奪取するべく、休養を挟んでトライアルのセントライト記念(G2)に参戦する。

 関西馬ながら来週の神戸新聞杯ではなく、あえて長距離輸送をしてまで関東に遠征する理由は、やはり舞台適正という面が大きい。中山2200mと類似点の多い阪神2200mのすみれS(OP)を圧勝しているほか、しぶとさを生かした先行粘りこみのレースぶりはいかにもセントライト記念向き。また皐月賞善戦→ダービー惨敗という経歴は、現役最強馬キタサンブラックとダブる点もある。陣営としても適性を考慮した上で判断を下したのだろう。

 ただし、わざわざ遠征を行うにしては、先ほどのコメントのように状態面は万全ではないのかもしれない。栗東CWで行われた最終追いでは6F81秒1という悪くない時計を記録してはいるものの、長谷川助手の言葉にもあるように、どちらかといえば叩き良化型であり、長期休養明けの今回は不安があるのも事実だ。

 陣営コメント、馬自身の特徴に加えて、クリンチャーの好走が怪しまれる原因がもうひとつある。

セントライト記念(G2)キタサンブラックと経歴ダブるクリンチャーに危険信号!? ソウルスターリングら最強3歳牝馬が産み出した性別間格差と【菊花賞離れ】のスキマを突くローテ戦略のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  2. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. 高知競馬10年間で「売上10倍」の快挙! かつてハルウララ騎乗の武豊騎手が「悲惨」と憂いた競馬場が「時代の風」に乗る
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. JRAマイネル軍団「鞍上」激変!? お抱え騎手の「今後」はいかに……4年間未勝利だったあの騎手と、その男を救った故・岡田総帥は何を思う?
  7. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬