真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.09.15 14:00

セントライト記念(G2)キタサンブラックと経歴ダブるクリンチャーに危険信号!? ソウルスターリングら最強3歳牝馬が産み出した性別間格差と【菊花賞離れ】のスキマを突くローテ戦略
編集部

「乗り込みはしているけど、まだ動きが本来の感じではなくて、体つきにも余裕がある。使って良くなるタイプでもあるし」
担当する長谷川助手は東スポの取材に対してそう語った。コメントがすべてではないとはいえ、有力馬の現状に関する率直な発言と捉えるのが賢明かもしれない…。
春クラシックの第1弾・皐月賞で13番人気ながら見せ場たっぷりの4着と健闘したクリンチャー(牡3、栗東・宮本博厩舎)。続くダービーは馬群に包まれて自分の競馬ができず大敗を喫したものの、最後の1冠を奪取するべく、休養を挟んでトライアルのセントライト記念(G2)に参戦する。
関西馬ながら来週の神戸新聞杯ではなく、あえて長距離輸送をしてまで関東に遠征する理由は、やはり舞台適正という面が大きい。中山2200mと類似点の多い阪神2200mのすみれS(OP)を圧勝しているほか、しぶとさを生かした先行粘りこみのレースぶりはいかにもセントライト記念向き。また皐月賞善戦→ダービー惨敗という経歴は、現役最強馬キタサンブラックとダブる点もある。陣営としても適性を考慮した上で判断を下したのだろう。
ただし、わざわざ遠征を行うにしては、先ほどのコメントのように状態面は万全ではないのかもしれない。栗東CWで行われた最終追いでは6F81秒1という悪くない時計を記録してはいるものの、長谷川助手の言葉にもあるように、どちらかといえば叩き良化型であり、長期休養明けの今回は不安があるのも事実だ。
陣営コメント、馬自身の特徴に加えて、クリンチャーの好走が怪しまれる原因がもうひとつある。
PICK UP
Ranking
11:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬