
JRAきっての「ドS貴公子」川田将雅騎手のメンタルが心配……悪質な”肘打ち”に耐え、フォワ賞敗戦で”濡れ衣”を着せられた「忠犬」は今、何を思う

かつて「これだけは譲れないものは?」という質問に「プライド」と答えた男がいた。キャプテントゥーレとのコンビで皐月賞を制し、初のG1制覇を飾ったばかりの若かりし川田将雅騎手である。
その後も順調に勝ち星を伸ばし続け、今や競馬界でも指折りの名手に成長した川田騎手。それと同時にジェンティルドンナによるオークスや、マカヒキによる日本ダービーなど数々のビッグタイトルを獲得。将来の競馬界を担う存在の1人であることは、誰もが認めるところだろう。
しかし、その一方で川田騎手は”出世”すればするほど、若かりし頃に掲げていた「プライド」は見る影もなくなった印象がある。それは単に、彼が「大人になった」というだけなのだろうか。
誰もが認める名手である一方、獲得したタイトルの割に「川田騎手と言えば?」と聞かれて出てくる馬があまりに少ない。強いて挙げれば2014年に桜花賞を勝ったハープスターだが、ラストランとなったドバイシーマクラシックでは、世界的名手R.ムーア騎手にその座を奪われている。
通算G1・9勝を数える川田騎手だが、重賞57勝に対してG1勝ち数が少なく感じるのは、1頭の馬で複数のG1を勝ったことがないからだ。
その一方で、ジェンティルドンナのオークスやラブリーデイの宝塚記念など、主戦騎手というよりは”代打”でのG1制覇が目立つ。特に、競馬界で絶対的な権力を握る社台グループに対しは、その時その時の状況に合わせて乗ったり降りたり……まるで”便利屋”のように乗り替わりを強いられる様に、一部からは「社台の飼い犬」とまで揶揄されているのが現状だ。
それでも川田騎手は、あえて顔を伏して機会を待ち続けている。例え、”犬”になってでも実績を伸ばし、いつか来る己の天下まで耐え抜く決意を固めているようだ。
「Sか、Mか?」という質問に「完全にS」と答え、昨年の『戦え!スポーツ内閣』(MBS)に出演した際は、その”ドS発言”でファンを沸かせた筋金入りのドS貴公子。耐えることが得意なはずがない。便利屋のように都合よく扱われることに、鬱憤は相当溜まっているはずだ。日頃のインタビューのあまりにも模範的な回答が、逆にその裏返しにさえ聞こえる。
そんな川田騎手の”野望”と同時に”無念さ”の一端を垣間見たシーンがあった。昨春に『netkeiba.com』で、藤岡佑介騎手を相手に行った対談での一幕だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA川田将雅「北村友一斜行」に激怒か。「不利を受けたなんて言うのは10年早い」数々の伝説と「これでも丸くなった」説
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA武豊「繰り返された愚行」に安藤勝己氏も困惑……故・近藤利一さんを怒らせた敗戦から15年、またも追いかけたディープインパクトの幻想
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- JRA NHKマイルC(G1)幸英明「北村友一のことが頭から離れない」騎乗馬ルークズネストを巡る「複雑な背景」とは
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【菊花賞】武豊「絶縁」から和解した救世主と見学回避!ルメールのお下がりでも戸崎圭太より不気味?