真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.09.01 05:30

オルフェーヴルとディープインパクト「どちらが強い」? 「愛され方」の違いと「もう一つの戦い」
編集部

日本競馬の歴史を変えるような名馬が登場すると、ファンの間で必ずといっていいほど語られるのがいわゆる”史上最強馬論争”だ。
最近で、その「最強」の対象によくあげられるのが、2015年に顕彰馬に選出されたオルフェーヴルだ。G1競走6勝に凱旋門賞2度の2着。今年からは種牡馬として産駒がデビューしている。
そんなオルフェーヴルが、現役時代常に比較され続けたのが同じく2008年に顕彰馬に選出された”英雄”ディープインパクトだった。
「2005年に史上2頭目である無敗の三冠馬に輝いたディープインパクトは、後方から凄まじい切れ味で他馬を切り捨てる圧巻のレースぶりや、全レースで手綱を取った武豊のスター性もあいまって社会現象を巻き起こしました。あの時ほどの熱狂はオルフェーヴルにはありませんでしたね」(競馬記者)
日本競馬の顔である武豊とともに期待に応え続けたディープインパクトのほうが影響力は大きかったとのこと。しかし記者は、ディープの人気は”ライト”な部分もあったと続ける。
「ファンの中には”ディープファン”であり”競馬ファン”ではない人たちも多かったと思います。三冠を達成した2005年も馬券売上自体は前年を下回っていますしね。翌年フランスの凱旋門賞に挑戦したものの、レース後に禁止薬物が検出されて失格。当時は様々な憶測も流れ、”英雄”の名にミソがついたことは間違いありません」(同)
その一方、オルフェーヴルはディープとは完全に”真逆”の存在だったらしい。
PICK UP
Ranking
17:30更新【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは